【感想】最後の晩ごはん ゲン担ぎと鯛そうめん

椹野道流 / 角川文庫
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
4
7
6
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ブクログレビュー

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  • サエキ

    サエキ

    夏神さんと彼女さんのひとときが爽やか切なすぎた巻。
    大学生のころ、登山中に死んでしまった彼女の香苗さんが幽霊として夏神さんの目の前に現れます。
    彼女さばさばしててかわいくていい子で、素敵爽やかカップルすぎる。
    だからこそ、彼女はもう幽霊なんだという事実が切ない。

    海里と李英はあらたな挑戦に邁進する中、なかなか健康運的に踏んだり蹴ったりな李英くん。はやく完全復活するといいね。

    登場人物みんながじわじわと確実に前に進んでいるのを実感。
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    投稿日:2024.05.25

  • ネムネムプリン

    ネムネムプリン

    よくみたらシリーズ18作目
    なぜこの本から読み始めたのかはわからないけど、なかなかおもしろかった。
    おいしいごはん作れるようになりたいなあ

    投稿日:2024.04.18

  • ひるあんどん

    ひるあんどん

    海里と李英の舞台がようやく軌道に乗り始めたと思ったら李英が帯状疱疹・・・、ストレスや病み上がりで弱っているとはいえ、海里一人で舞台に、という流れにしたくてこうしたとしか思えない。ササクラさん、かっこいい先輩俳優。俳優は「アマチュア関われたら」と考えつつ未練が見え隠れする海里には二足でも三足でも草鞋を履いて続けてみれば良いのよ。
    夏神さんの亡くなった恋人が現れてちゃんとお別れができた。
    これが最終巻なのかな?
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    投稿日:2024.03.31

  • 鮎

    最後の晩ごはん18巻目。
    芦屋さくらまつりにて、晩めし屋初めての昼営業。そして、夏神さんの恋人の香苗さんの幽霊がばんめし屋に現れる。
    彼女が現れるのはシリーズが終わるときかなぁと思ってたけどそうでもなかった。姿を現すまでにこんなに時間がかかったのも理由があって、その理由もすごく切ないけど、会いに来られて本当によかった。香苗さんがあっけらかんとした性格でとてもお似合いで素敵なカップルだったな。別れのシーンは思ったよりあっさりだったけど、きっと夏神さんの心の中にはずっと香苗さんが生き続けてるんだろうなと思った。
    一方、朗読の舞台に立つために稽古を重ねる海里と李英。海里と李英は親友でありライバルであり、切磋琢磨できるとてもいい関係だな。
    そんな中、帯状疱疹で再び入院する羽目になった李英の分まで1人で舞台に立つことになる海里。ササクラカケルから芸能界復帰の話を持ち掛けられて心が揺れたり、不安で押しつぶされそうになりながらも無事舞台を務めあげる。ずっと引きずっていた彼女への思いに一区切りをつけた夏神さんも、さくらまつりで好評だった「ひるめし屋」について前向きに考え始める。
    夏神さんも海里も、新しい一歩を踏み出す巻でした。
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    投稿日:2024.01.16

  • hazel8483

    hazel8483

    今回は夏神さんに大事件がふたつ。
    ひとつはお祭りに合わせて
    初めてランチ営業に(嫌々)挑戦し
    好評を得たことによる意識の変革。

    もうひとつは、今まで決して
    現れてくれなかった亡き恋人の霊の出現。
    当の気持ちをお互いに語り合えて
    また一歩、夏神さんも前に進めたかも。

    で、李英と海里は「ふたり朗読」のため
    頑張って練習中。
    その姿を見た淡海センセーが
    「あて書き」っぽい新作を書いてくれる。
    創作意欲が掻き立てられたわけですな〜♪
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    投稿日:2023.11.19

  • aoi-sora

    aoi-sora

    シリーズ第18弾
    やっと夏神の彼女、香苗さんが現れた!
    (幽霊です)
    明るくてさっぱりしていて、夏神とぴったりの素敵な人。
    幽霊の香苗さんと夏神が喋ってる様子は、きっと学生時代のままで…
    そう思うと切なくなる。
    それでも二人で思い出の料理を一緒に食べて、しっかりお別れの出来た夏神は、大きな一歩を踏み出すのです。

    一方海里も、朗読の舞台に一人で上がるという、大きな試練に立ち向かう。
    二人とも前へ進んでいるなぁ。
    そしてその二人を見守るロイド(眼鏡の付喪神)が、本当に温かい。
    好奇心旺盛でお茶目なのも笑いを誘うし、欠かせない存在ですね。

    今回の食べてみたい料理は、夏神が海里のために作る景気づけの昼飯「鯛そうめん」
    尾頭付きの鯛に片栗粉をまぶし、そのまま揚げるの。
    それを濃いめの出し汁で煮て…
    わぁー美味しそう♪


    香苗さんが夏神の胸の中に置いていったもの。
    それは、いつまでも消えない灯りだそう。
    同じような体験をした作家の淡海と夏神の会話から…
    「マスターは、小さな灯りを手に入れたんだね。僕のは、小さな羅針盤かな」

    じんわりするなぁ。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.06

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