【感想】アドラーおばあちゃん

谷口のりこ, 土居一江 / ディスカヴァーebook選書
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ゆきんこ

    ゆきんこ

    よし子ちゃんのキャラが面白くて、ずっと読んでいたかった。会議の場面なんて、爽快。私の言動は静香に近いので、静香のイライラやモヤモヤを自分のことのように感じた。アドラー心理学を生活に取り入れると、ストレスが減りそう。そして最終的に「自分の人生を生きる」喜びを感じたい。

    ○「原因論」ではなく「目的論」。人は、意思による「目的」があって行動している。(会議で発言しないのは「黙ってたら問題が起こらない」という成功体験を、今も持ち続け、「問題を起こさない」と言う「目的」を昔も今も同じように追求している。言わないほうが楽だ、このままの方がいいと思っている。目的のためにそういう行動をとっているわけだ)

    ○ 相手が自分のことをどう思うかは、相手の課題「他者の課題」である。誰の課題なのかを分離して考え、「他者の課題」に介入しない。まず、自分がどうしたいかをはっきり伝え、それで相手がどう思うかは「私の問題じゃない」ってはっきり分ける。誰からも嫌われたくないと思っている限り、本当の自由は手に入らない。

    ○視野を広げて、苦手な人や嫌いな人の本来持っている力(パーソナルストレングス)を見つける。見方を変えれば短所と思っていた点も長所に思えてくる。嫌いな人、苦手な人の中に「自分自身」を見ていることがある。

    ○「勇気くじき」をしない。できなかったことに注目するのではなく、今まで頑張って少しでもできるようになったと言う「できたこと」に注目する。そうすると、自信が持てて、また次に何かをするときに自信が持てる。
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    投稿日:2023.01.22

  • MR

    MR

    対等に横の関係を築く が特に目からウロコでした
    ほめる事は良い事だと思って、そうしてきたけど、果たして今までの誉め方は 縦の関係 なのではないか、、、
    良い事だと思ってしていても、相手の受ける印象は違っていたかもしれないと気付かされました
     
    今読んで良かった、子育てにも仕事にも活かせる本です。
    おばあちゃんと静香のやり取りから学べるのでサクサク読めました!
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    投稿日:2022.08.16

  • workma

    workma

    「アドラー心理学」の、入門編&活用編。
    本書は、心理学の教授だった おばあちゃんが、孫みたいな存在の、人間関係に悩む会社員「しずか」にアドラー心理学をわかりやすく対話形式でレクチャーしていく…という内容です。

    個人的に「そ~かも!」とヒットしたのは、
    「嫌いな人、苦手な人というのは、自分のこだわりが反映される人」という指摘です。

    例として、
    「言葉遣いは丁寧にしたいことにこだわる」人にとって…

    「言葉遣いが良くない人は嫌い、または苦手」

    個人の「こだわり」の反映

    今まで読んだ心理学の書物の中では、「嫌いな人の中に、嫌いな自分がいる」から、嫌いな人にイライラする、「投影」という解釈をよく目にしていました。当てはまる場合もありましたが、当てはまらない場合もあり、「そうかな~?」疑問でした。

    自分が「こだわっていること」に、相手が「こだわっていない」から、腹が立つんだな~。怒りの理由が、やっと理解できました。夫婦喧嘩など、たいていの人間関係のもめごとは、「性格の不一致」というよりは、「こだわりの不一致」なのですね~。
    有名な「嫌われる勇気」より、マイルドなので、アドラー心理学の入門編として、おすすめします。
    共著者の一人、土居一江さんは、子育て支援の会「アドラーフェライン横浜」代表で、子育て支援にアドラー心理学を活用、実践する活動をしている方なので、本書の内容も実際の会社の人間関係に役立つ内容となっています。
    人間関係に悩む方、よかったら読んでみてください♡
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    投稿日:2021.06.07

  • Y.Ryuo

    Y.Ryuo

    このレビューはネタバレを含みます

    読み始めてすぐに既読感があったが、『物語でよむアドラー心理学』(泰文堂)を再編集したものだった。
    職場、恋愛に悩み、あるいは夢に蓋をした、生きづらい生き方をしている主人公静香が、大学でアドラー心理学を教えていた祖母(の妹)や職場の新人でアドラーの申し子的なよし子ちゃんに教えられながら、悩みを乗り越えて成長していくストーリー。
    アドラー心理学の理論や用語を学ぶというよりは、具体的な活用方法として分かりやすい。
    目的論について、そのような仕組みとしてではなく、効果的な考え方の方法として受け止めることができた。また、課題の分離でとどまることなく、共同体感覚をもって関わる・支援するというあり方も大切なことと感じた。
    元の方の感想にも書いたが、よし子ちゃんの正体・バックグラウンドが気になる。
    17-19

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    投稿日:2017.02.02

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