【感想】武士の流儀(七)

稲葉稔 / 文春文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    4話からなる。
    活字も大きく、話も面白いので、さくさく読める。
    登場人物も、限られていて、よく理解出来る点が、読みやすいのだろう。

    主人公の桜木清兵衛星が、元与力なのに、威張った感じも無く、痔を煩ったり、剣豪なのに 腰痛だったりと、弱い一面も書いてあり、厳めしさだけでない所が良い。

    それに、妻の安江さんと何事も隠し事が無く、仲が良いところも良い。

    最後の「組糸屋の女」で、おしん殺しが、安江さんの知り合いで、子供好きの筆学所の師匠 お恵さんが犯人だったのは、ちょっと意外だった。
    でも、自訴しても、殺人なのだから、遠島で、済むのだろうか?

    盲目的になって、愛に走った女だけど、一度は、安江さんと付き合いのあった者。
    潔く忘れる事が良いのだろうか?と……
    最後は、少し余分ではないだろうか?なんて、思いながら、本を閉じた。
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    投稿日:2024.04.24

  • advicekiyomidosu

    advicekiyomidosu

    引退した風烈廻与力の桜木清兵衛。
    拝領した八丁堀邸を息子らに明け渡し、妻と二人での隠居生活。

    現役と違い、することが激減し、役目はなくとも毎日の散歩が日課。困っている現場に出くわすとついついお節介を
    罪をすぐさま罰するでなく、できることなら再出発を促そうとする。

    夫と二人暮らしになって、肩の力も抜けた妻、安江も清兵衛のお節介がうつる。

    二人の空気感が素敵な世界。
    今回はヤクザとも渡り合う清兵衛。
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    投稿日:2022.06.25

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【ダンディーな若隠居が庶民を助ける人気シリーズ!】散歩の途中、質の悪い男ら相手に土下座する町人を見かけた清兵衛。町人は賭場で借金をつくり、女房と息子を巻き込んでの騒動に……。

    投稿日:2022.05.17

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