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今野敏 / 光文社文庫 (13件のレビュー)
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ザトウクジラの歌
先日読んだ作品に比べて主要な登場人物が少なくて良かった。また、短編集でテンポも良い小説だったので、読みやすかったです。ただ、他の方も書いていますが、指名手配犯をシマさんが次々と見付けてそれが逮捕に繋…がっていくのは、現実的にはあまり有り得ないだろうなぁと思うけれど、小説として読む分にはいいんじゃないかと思います。続きを読む
投稿日:2024.04.19
官兵衛
初めて機動捜査隊というものに触れました。事件の初動捜査に関わる組織だと学ばさせていただきました。 短編集なのでとても読みやすかったです
投稿日:2024.04.12
タマセツ
この小説は、若手警察官の高丸巡査部長と、間もなく定年退職を迎える「ベテラン」縞長巡査部長のコンビが、様々な事件や事故に遭遇し、犯人を発見・確保していく物語。縞長部長の豊富な経験と「感」から、高丸部長は…多くのことを学んでいく。特に、縞長部長の「亀の功より歳の功だけじゃないんだな。人生、幾つになっても勉強だ」という言葉は印象的です。 一方で、作品は現代社会における「使命」と「責任感」の欠如、特に政治家の「闇金」問題に警鐘を鳴らしている。国民のためではなく自分のためだけに行動する政治家の存在は、日本の将来に不安を感じさせる。全体として、本作品は若手警察官の成長と、社会の抱える問題を描いた作品といえるでしょう。続きを読む
投稿日:2024.04.10
あちゃぱん
短編集であり、内容も軽いタッチなので読みやすかったです。 指名手配者が次々と現れ、次々逮捕していくため、もはやコメディ感覚の警察小説でした。
投稿日:2024.02.19
mutotsu55
警視庁第二機動捜査隊に所属する「235」の活躍を描いた9編からなる連作短編集。 この機捜車235に乗って日々任務にあたる高丸という中年警官の視点から全てが描かれている。たまたま職務で負傷した相棒に…代わり、新しく相棒になったのは白髪頭の定年間近のロートル。機動力がものを言う機捜では、これでは手柄もあげられないと思いきや、実はこの新相棒は警視庁の見当たり捜査班に所属した経歴の持ち主。 機捜のスピード感に元見当たり班の眼が加わり、思わぬところから犯人を検挙していく。 ただ短編だからか、何となくストーリー展開が読めてしまうこともあり、後半はあまり新鮮味はないかもしれない。続きを読む
投稿日:2023.09.10
ふち
今野敏氏の警察小説。一口に警察小説と言っても、さらに様々なジャンルがあるが、本作は機動捜査隊に焦点を当てた。機捜は二人一組で行動し、多くは若手である。しかし、34歳の主人公・高丸の新しい相棒は定年まで…もう少しというロートル・縞長だった。ところが縞長は見当たり捜査班出身で、その能力を生かして活躍。そんなに上手くいくものかという気はするが、面白く読めた。連作短編の形で読みやすかった。続きを読む
投稿日:2023.07.30
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