【感想】僕らのミクロな終末(上)

丸木戸マキ / onBLUE
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
3
1
1
0
0

ブクログレビュー

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  • まあ

    まあ

    このレビューはネタバレを含みます

    丸木戸マキさんの作品を読むのは2シリーズ目です。
    「ポルノグラファー」の色っぽさ満載よりも、冒険チックが多めかな。
    10日後に地球に隕石がおちて世界が破滅するっていう、よくあるシュチュエーションだけど、
    その限られた10日で何をするか・・・だよね。
    真澄(♂)はとある理由で大学留年し卒業したものの就職氷河期でようやく入った会社がブラック企業で体を壊して退職。
    非正規職員で事務をし、奨学金と母の借金を返す日々。
    独りぼっちで10日後を迎えようとしていた。
    せめて静かなところでと図書館にいくと、大学時代につきあっていて、留年した理由でもある律(♂)と再会。
    律に頼まれて一緒に死体の処理をすることになったが、その死体は生きていた。
    学校でいじめられて推しアイドルが死んで、自殺しようとしていたその16歳の少年を諭して、家である浜松まで二人は送っていくことに。
    ただ、外は世紀末。東京から浜松まで自転車で行くことに。
    途中、その推しアイドルにそっくりのめぐるをたすけることになった。
    実は推しアイドルの妹(?)だった!?途中からめぐるの実家である松本に進路変更。
    って感じのお話。
    その中に、真澄と律の過去の話やら、
    それぞれの生い立ちの話がはいってきます。
    やっぱ、話が話だけに暗めのストーリーですが、少年がなんだか明るいし、
    いろんな「ん?」があったりして・・・。
    とりあえず2巻までよまないとねって感じの1巻です

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    投稿日:2023.01.11

  • せち

    せち

    先が読めない展開が面白くて、ストーリーの作り込みに過去も散りばめた上で二人の関係が描かれてる。 

    うまい言葉がみつからないんだけど、すごく儚くて眩しいものを見た気がする。人間の浅はかさとか、それでも人を想う気持ちとか、暗い中にちょっとした笑いもあって、でも切ない。そういう作品が好きな人にはオススメです続きを読む

    投稿日:2022.10.09

  • K

    K

    地球が滅亡する前の数日間…割とよくありそうな不幸な青年が主人公で、倫理観の欠如した元彼と偶然再会した今と過去が描かれる。
    終末の状況が、実際はわからないけどリアリティー感じる。絵もきれいで安定感がある。自分よりちょっと上世代かな…昔のコピー本かなんかを手書きで書いてる感じとか、映画の話とか割とわかって、身近な感じだ~。物語もなんだか懐かしさを感じるんだけど、大統領が女性だったりユーチューバーとか今は今感ある。
    真澄の流され具合が人間味あるけどかわいそうだな…律の心なさがぶれなくて逆に笑える。てか、律の悪評が普通に知れ渡ってるのがなんかリアル。そして脇役は世間の冷たさを感じさせるのかと思いきや、優しい橋本が心に染みる。
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    投稿日:2022.09.09

  • hekcho

    hekcho

    上下巻セット一気にビンジ読めると満足感高し。タイトルにあるように、終末に人々(というか表紙に出ている男と男)が何をするのか…というストーリーだが、この設定自体が2022年の第3次世界大戦や、コロナ禍の状況と部分的に被るところもあり、すごくいいタイミングでこの本読めてよかったと思う。また、途中出てくる女性アイドルの死因のも、ちょうど22年のエイプリルフールのアイドル(というかアイドルの裏側にいる人たちの)クリアベイティング写真のことを思い出さざるをえない…総じてタイムリーな漫画だった。続きを読む

    投稿日:2022.04.15

  • ちびねこ

    ちびねこ

    このレビューはネタバレを含みます

    隕石衝突による地球滅亡までカウントダウンが始まってしまった。連絡したい人も見つからない受けはなんとなく母校の大学図書館に足を運んだところ、昔裏切られた攻めと再会してしまう。馴れ馴れしく話しかけてくる攻めに、なんと死体処理を手伝ってほしいと言い出され…。
    貞操観念がないイケメン攻めに、隠キャで地味メンの不幸受け。終末世界。ロードムービー的な流れもあって好きすぎる…

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    投稿日:2022.03.27

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