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マーク・ミラー, ブライアン・ヒッチ, 光岡三ツ子 / 小学館集英社プロダクション (4件のレビュー)
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daiyuuki24
アベンジャーズの元になった傑作コミック。エイリアンなどの強敵に対応するためスーパーヒーローを集合させて最強のヒーローチームを作る。その名は、アルティメッツ。蘇った超人キャプテン・アメリカ、雷神ソー、天…才社長アイアンマン、ブラックウィドウ、ハルク、ホークアイ。 人間的な欠点を持つが故に対立しながらも、協力して戦う。 ハルクとジャイアントマンの科学者同士のライバル関係やアルティメッツの活動費を作るために商標権を使ってグッズを売ったりする、トニー・スタークが脳腫瘍を患いアル中寸前になっている描写など、マーク・ミラー独特のスーパーヒーローの人間的なリアルな部分を強調したキャラクター描写やエイリアンとやハルクとのスペクタクル映画のようなスケールの大きい戦闘シーンと組み合わせて、スーパーヒーローコミック以上のスーパーヒーローの傑作になっています。続きを読む
投稿日:2022.12.17
りん
「アベンジャーズ」の原作というか、原案の物語。 ただし、本当のマーベルユニバースではなくて、パラレルワールドな話です。 もしかして、昔新潮社から出てた「X-MEN」と「スパイダーマン」は、この世界の話…だったのかな。 絵は、ものすごく見やすい感じです。かっこいいアメコミという感じ。 でも、キャラクターは、馴染みの人たちとはちょっとかわっているので、違和感がちょっとある。 びっくりしたのは、ハルク…じゃなくて、バナーを蹴り飛ばす、キャプテン・アメリカ。怖いわ。まぁ、性格的に、あんまり女々しい人は嫌いなのかもしれないと思いつつ。 でも、読んだアメリカ人も、ちょっと、 「えーっ」 と思ったみたいですね。 あとがきで、「あれは気絶させていただけ」とかかいてありましたが、そうは見えない(笑) マーベルゾンビーズでは、外道だったピム。この人は、あまりしらないので違和感もないのですが、元々、性格に難ありな人だったのかな。続きを読む
投稿日:2017.12.27
domarin
マーベルユニバース屈指の有名チーム「アベンジャーズ」を並行世界の文脈で異なる解釈で描きなおした話。オリジナルのアベンジャーズが1963年に発足しているので、その時とは表現も背景も異なるということを、「…もし現代に現れたら?」ということで描きなおすのは非常に面白い試みである。 キャラクターも現代にいそうなキャラクターになる。キャプテン・アメリカとアイアンマンはあまりキャラクターに違和感がないが、特徴が強調されているハンク・ピムや、大幅に異なるキャラクターと化しているハルクなど…。その変更が正直単純にヒーローの活躍が見たい人にとっては苦しい部分になるが、人間関係をしっかり描き切った部分は評価されるべきだろう。 メンバー構成とその人間関係を軸にした話ぶりが、映画「アベンジャーズ」を生み出したことは言うまでもない。映画版ともまたキャラクターもストーリーも違うのだが、その違いを比べてみるのもまた面白いところだろう。続きを読む
投稿日:2016.08.21
hermitnan-c
より現代風にアレンジされたマーベル世界「アルティメット・ユニバース」版のアベンジャーズ。映画版でのキャラクターデザインや設定は、これをベースにしている部分も大きい。 が、「現代風」なだけあって、登場人…物の性格付けが、映画は勿論、大元のコミックと比べてもクセの強いものになっている(ピム夫妻やベティ・ロスとか)。一応の常識人枠のウィドウやホークアイが、ひたすらツッコミ役で不憫というか(笑)。 しかし、綿密な調査に基づいた作画や、コミックというよりTVドラマを思わせるスピーディーで盛り上がりを外さないストーリー展開(この辺は巻末の作者コメンタリーや付属の小冊子でも言及されている)のおかげで、読み易さ読み応え共に満点。 映画『アベンジャーズ』を楽しめた人なら必読の一冊。続きを読む
投稿日:2013.01.20
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