【感想】偽装同盟

佐々木譲 / 集英社文芸単行本
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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ブクログレビュー

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  • わっさん

    わっさん

    今回は前作の余韻(日韓併合、60年代の日米安保闘争、周辺事態法反対運動の変奏曲)を背景としながらも(読者に前作同様の期待をさせつつも)、こじんまりとまとめた感のある警察小説。大山鳴動して鼠一匹だが、第三部につなげる間奏曲となるのだろう。続きを読む

    投稿日:2023.01.21

  • shinpapa

    shinpapa

    151抵抗都市の続編。やっと帝国消滅まで来たけど、ホンマに大変なのはこれからやで、と刑事さんたちにお伝えしたいですなあ。ご高齢にも関わらず連続しての大作二冊、大変面白く拝読しました。今度は第二次世界大戦に勝ったお国の姿も読みたいですが。続きを読む

    投稿日:2022.11.28

  • consa

    consa

    もし歴史がこうだったら、という設定が面白い。地理的な説明はもう少し省いて謎解きを充実させるともっと良くなる。関連事件がまだ解決してないので近日中に続編あるのか?

    投稿日:2022.05.15

  • kattebooks

    kattebooks

    時期は、ロシア革命が起きた事の話になっています。

    日本とロシアが“同盟関係”になっていたとして、そのころにロシア革命が起きていたら、こういう騒然とした雰囲気だったんでしょうかね?

    そういう政治状況の変化が、犯罪捜査へも影響を与えていることが描写されています。最初は、統監部に気を使っていて・・・。

    描かれている事件は、よく考えてみれば数多ある設定です。でもそれが、この物語にある様な政治背景の下に発生すると、ややこしくなるんですね。
    続きを読む

    投稿日:2022.05.06

  • mattaku

    mattaku

    太平洋戦争で敗れ米国に進駐された史実を、日露戦争に敗れロシアに進駐されたという設定に変え、様々な露側の横柄な妨害の中、殺人事件を捜査するという警察官の物語。

    投稿日:2022.03.29

  • 魚雷屋阿須倫

    魚雷屋阿須倫

     「抵抗都市」につづく歴史改変警察小説の第2部。日露戦争に敗れた日本は、「二帝同盟」の名の下にロシアに従属させられていた。

     前作から数か月が経過しているが、神田明神下で身元不明の若い女性の死体が発見される。前作に登場した新堂が捜査にあたる。
     その頃、ロシアでは民衆のデモに端を発した騒乱が起きていた。これが後の二月革命へとつながっていく。

     前作同様に、ロシアの半占領下の大正時代の東京をあたかも見てきたかのように、綿密に描いている。
     ロシア帝国の崩壊後の日露の「二帝同盟」という名の従属関係はどうなるのか。第3部が待ち遠しい。
    続きを読む

    投稿日:2022.03.13

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