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トミ・アデイェミ, 三辺律子 / 静山社 (6件のレビュー)
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ばななサンド
息も切らせぬ展開の早さと迫力。分厚い本だが、一気に読んでしまった。作者23歳の作品だというが、筆力に圧倒された。 読み終わって、口のなかが血の味。身体中痛い(笑)。
投稿日:2022.11.23
ナオ
読み始めてすぐ物語に引き込まれた。 オリシャ国の王サランは襲撃(レイド)で魔師を皆殺しにした。魔師の子(ディヴィナ)であるゼリィは、オリシャ国に魔法を取り戻すため三神器を探す旅に出る。疾走感がありペー…ジを捲る手が止まらない。ゼリィと兄のゼイン、そして王女アマリにイナン王子。四人が絡み合いながら壮大な物語が繰り広げられる。章ごとに視点が移動する構成が巧み。違和感なく、ストーリーが理解し易かった。 作者はナイジェリア系アメリカ人。オリシャ国のラゴス、イバダン、イロリン、カラバルなどは、ナイジェリアにある都市の名前がそのまま使われている。本の絵地図で地名をなぞっていると、ゼリィたちが見ている光景が今にも立ち上がってきそうでゾクリとした。アフリカ神話は今まで読んだことがないが、ヨルバ語や魔師の守護神についても興味を持った。 「はじめに、天の母は天と地を創造し、広大たる闇に命をもたらした」 「大地では、天の母自らの血と骨の子である、人間を創造した。・・・」 第十八章を読み、原タイトル〈血と骨の子〉の意味がわかった気がした。 続編も是非読みたい。 続きを読む
投稿日:2022.11.22
Kazz
久々に冒険させて貰った! 子供でも読めそうな程、わかりやすく、 惹き込まれる構成の気持ち良さ! 続編が楽しみです。 そして、映画化も楽しみ。
投稿日:2021.05.26
run
このレビューはネタバレを含みます
うわー!すごい迫力!心臓が縮み上がる感じ。 オリシャ王国の平和は〈襲撃(レイド)〉によって壊された。魔師の親を殺された多くの子どもたち。魔師の証拠である白髪の子どもたちディヴィナは13歳を過ぎても魔師になれなくなった。ゼリイも目の前で母親を殺された。それから11年、17歳になったゼリイの前にアマリが現れた。アマリは自分を逃してくれと頼むが、追っ手はその兄イナン。彼らは〈襲撃(レイド)〉を行ったサラン王の子どもたちだった。父の洗脳で、魔法が大嫌いなイナンはゼリイを殺そうと考える。しかし、イナンに白髪が一房生えてきた。 とにかく息苦しくなるほど迫力満点で、早く続きが読みたい!ナイジェリアのヨルバ語で呪文が書かれているのがすごく合っててよかった。それにしても死者が出すぎだろ、と思う。映画になるらしいが、R指定かな、と思うくらい。
投稿日:2020.12.01
kiginoto
母を国王サランの“襲撃“により殺された魔師の少女ゼリィは、王女アマリを救ったために、兄ゼインと共に、自分たちの命運をかけた過酷な旅に出ることになった。ゼリィたちを追う王子イナン。 三者の視点で交互に…描かれているために、最初は読みにくさを感じたが、王子の気持ちに変化が起きたあたりから、ぐいぐい引き込まれた。 ゼリィの苦しみ悲しみ憎しみが胸に突き刺さった。だからこそ、中盤の展開は唯一あたたかな気持ちになったのだけど、やっぱり厳しい道が続いていて… そして、え!っと突然、一部は終わる。 続きが気になるーっ!いつごろ第二部が出るのだろう。 映画化される?らしいが、それも楽しみ。続きを読む
投稿日:2020.02.02
小春ぴより
久々ヘビー級の奥深い海外ファンタジーを読んだ。 しかも何処のファンタジーかと言うとなんとアフリカ!! ファンタジーと言えばヨーロッパ特にイギリスが最王手だけど、このオリシャ戦記も数々のファンタジーに負…けず劣らずな面白さだった。 分厚さがかなりあって読むのを躊躇するかもだけど、案外読み始めるとサクサク進んで読みやすい。 それでいて魔法が失われてしまった過程や、魔師を根絶やしにしようとする王側の目論見も読み進めるうちに納得が出来てくる。 単純な失われてしまった魔法を取り戻すだけでは解決しない問題等がかなりヘビーな感じで子供よりも大人の方が楽しめたりするのかも… とにかく早く続きが気になって仕方ない。続きを読む
投稿日:2019.09.01
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