【感想】隠れの子 東京バンドワゴン零

小路幸也 / 集英社文庫
(45件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
3
23
14
2
0

ブクログレビュー

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  • keiko

    keiko

    意外にもと言っては失礼だけれど、おもしろかった。
    サブタイトル的に、『東京バンドワゴン零』とあるように、『東京バンドワゴン』シリーズと思って、読むタイミングを計っていたが。
    読み始めると、そのことはすっかり忘れていた。単純に時代小説としておもしろく、どうなるのか先が気になってしかたがなかった。
    やはり、登場人物が魅力的なのがよいし、ラストもよかった。

    少し前に、『東京バンドワゴン』シリーズの1作品を久々に読んだが、登場人物が多すぎて、慣れるのに苦労した。
    そういう意味でも、今回の作品は入りやすかった。
    ただ、語り手が章ごとに変わるので、ちょっととまどう。あれ、これ誰の視点?と。
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    投稿日:2024.03.30

  • satoko

    satoko

    東京バンドワゴン堀田家のスピンオフ時代小説。
    他の方の感想と同じくなところは多くあるが、なかなか面白い。
    東京バンドワゴンのサチさんの語りのような雰囲気を保ちつつ、隠れ 特殊能力を持つ人々の時代劇 アベンジャーズのような必殺仕事人のような要素を持っている。
    それぞれ違う力を持ち、その力を理解し受け入れ折り合いをつける。出会いや絆 助け合って解決していくところは東京バンドワゴンの堀田家に通じるものを感じる。
    ご先祖さまのお話を知った上でまた現代の物語が楽しく味わえそうな気がする。
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    投稿日:2024.02.05

  • dora

    dora

    2024.1.10 読了


    「隠れ」という いわば 超能力者である
    奉行所同心の 堀田州次郎と、
    同じく隠れの少女 るうが
    ある事件の捜索で 活躍する。

    ざっくり言うと こんな感じ。

    東京バンドワゴンのスピンオフというか
    ご先祖さまの話です!


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    投稿日:2024.01.10

  • pocori

    pocori


    どの本でも文庫本の解説を読むのが好きで好きで毎度楽しみにしているのですが、今回も解説で感動した。最初の設定だけではそう思えないかもしれないが読了後としては《家の話》であり《家族の物語》だったから。

    《ただ、何だろうも思いながら読んでいくうちに、少しずつその世界が見えてくる気配はけっこう心地いいのだ。》文庫解説より引用


    自分と周りの人が違う、ということに対して、周りの人と自分だけ異なるものを持っていてそれを特別だと喜べるのか、または周りと同じであることに安心するのか、、、どう折り合いを付けていくかは自分次第。どう折り合いを付けていくかを導くことの大切さ。をこの物語から受け取った。


    カラー表紙のイラストの州次郎とおるうちゃんが素敵で虜です。佐吉さんも見たいです。
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    投稿日:2023.11.17

  • あの屋

    あの屋

    たまたま返却棚で見つけたけれど、全然知らなかったので、ここで出会わなければ読まなかっただろうなぁ。「エピソード0」という位置づけになっていたけれど、わかりやすい共通点は「堀田」のみ。特殊能力とか、そういうのもあるのかなぁ。血のつながりよりも家族の縁というところは、同じ。時代劇でちょっと読みにくかったです。
    2023/8/30読了
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    投稿日:2023.10.19

  • akiquetto

    akiquetto

    エピソードゼロ?
    そのアオリなくても楽しめる。
    暗くなりそうな設定だけど、エンターテインメントに仕上げるところは作家さんの信念かしら。

    投稿日:2023.09.03

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