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小島和宏 / 双葉社 (5件のレビュー)
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ドラソル
文字通りW☆INGという団体について当時週プロの番記者だった小島和宏の一冊。 フロントや選手の証言を元に丹念に時系列を追っていて、改めてW☆INGの凄さとでたらめさを知ることができた。
投稿日:2021.12.26
董卓
なんとなくのあやふやな記憶だけだったのが、旗揚げから崩壊までまとまって、W★INGの全体が把握できる良書。 もう少し、各外人レスラーについての補足説明的なのがあればよかったかと。
投稿日:2021.12.18
takumirex
このレビューはネタバレを含みます
元週プロの名物記者・小島和宏が、 日本プロレス史上最大の「徒花」とされている『W☆ING』 及びその後継『W☆INGプロモーション』の全貌をまとめ た書籍。こんなクソマニアックな本が出たことが、まずは 驚きなのだけど・・・。 とにかく、小島記者(そう呼ばせてください!)の熱量が もの凄い。小島氏のプロレス関連書籍はだいたい読んでい るのだけど、ここまで熱い思いが溢れる文章は他では読ん だ事が無い。関係者である小島氏が、ここまで熱くなれる 団体、それが【W☆ING】である。 この本を読みながら記憶を紐解いてみたら、僕もW☆INGの 重要な興行はかなり生観戦していた事実に驚いた。 旧W☆INGの旗揚げ戦、マスカラスの登場したW☆INGプロ の初興行、松永のバルコニーダイブetc…。確かにあの頃の W☆INGには得体の知れない胡散臭さが溢れ、その怪しさに 魅了されていた時期が、僕にも確実にあった。 であるが故に、もの凄い文章量の本なのに一切の退屈が無い。 プロレス本でありながら、しっかりしたドキュメンタリー。 ただし、読む人を確実に「選ぶ」作品であることに、若干の 悔しさを感じた。・・・のだが! この本、すっげぇ売れている(!)らしい。 実際、Amazonで注文しようとしたら在庫切れのアラートが 表示されていたので、わざわざ秋葉原の書泉ブックタワーま で買いに行った。そういう人間の絶対量が多い、ということ は、まだまだこの時代も捨てたモンじゃない。ちょっと生き る気力が沸いて来たぜ!!
投稿日:2021.11.18
ニャーマネコトリック教 教祖代理
活動期間は3年程度と短命だったが、バルコニーダイブなど当時としては常識破りのことを繰り返したWING。行き当たりばったりに見えたこの団体、30年の時を超えて当時の関係者のインタビューから明確になる。要…するに若いパワーで行き当たりばったりだった。とにかく差別化、ということで経営など度外視でレジェンド外国人レスラーの招聘と過激なデスマッチなど、ひたすらアイデアで勝負していた。金回りはよくわからないが、バブル経済最末期から崩壊の時期だったから調達できたのだろうか?世界のデスマッチの橋頭保たるWING、そのプロレスに賭ける情熱は今の日本に必要だろうが、もうこんな団体をつくるのは無理だろう。続きを読む
投稿日:2021.10.13
りく
読み終わって思った、たしかに純情青春録だなぁ W☆INGが会社としてカッチリしてなかった&金が潤沢じゃなかったからこその想いとアイデアという薪をくべにくべた狂った団体・レスラーとなり、今度はどんな物…を見せてくれるんだろうという期待でファンは追い続けた。そして勢いにのっている時は予想を遥かに越える伝説級の出来事にさせる何かが確実にあり、下火になってくるとそれは本当に悲惨な結果となってしまうから不思議だなと思う この本には当時のフロント側もインタビューに応じていてそちら側から見ていた景色もまた濃くて良かった いやー、面白かった!! そして金村キンタローが今なお自分を惹き付ける存在であり、悪い思いが全くしないのが超個人的に凄いなと我ながら驚いてもいる続きを読む
投稿日:2021.08.27
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