【感想】旅路 下

池波正太郎 / 文春文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kamakurider

    kamakurider

    三千代に関わった男達は次第にいなくなり、色々な苦難を乗り越えた三千代は生き残っていく。弱そうに見えても、実は強い女性なんですね。

    投稿日:2023.07.22

  • あやごぜ

    あやごぜ

    下巻読了。

    ついに夫の仇・近藤虎次郎の居所がわかり、世話になっていた家を出奔する三千代。
    そしてまた、無頼者の襲われて(お約束)、剣客・加藤平十郎に助けられ、今度はその加藤さんと暮らすようになり、夫婦になる約束までしますが、三千代の“仇討“事情を知った加藤さんが、代わりに近藤虎次郎を討とうとしてしまったことが運の尽き。返り討ちにあって死んでしまいます。
    自分に関わる男性が次々と死んでいく事に混乱と、近藤に対する憎しみを募らせる三千代・・と、三千代にめっちゃ憎まれている近藤さんですが、実は全然悪い奴ではないのです。
    三千代の元夫を斬ったのも、正当な理由があり、むしろ三千代の夫・三浦芳之助の方がクズだったという事が読者には判明。
    ただ、この真相を近藤さんは三千代に説明しようとするも、三千代を襲っていると誤解した堀本伯道に、斬られてしまいます。
    その後三千代は、時の流れに身をまかせて最終的には大店の内儀に収まるという、“玉の輿エンド”で終わりますが、近藤さんが不憫すぎて、ちょっとモヤモヤです。
    そして、謎の老人・堀本伯道の正体が「!」という感じで彼の行動が腑に落ちました。
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    投稿日:2021.05.24

  • taro & kotetsu

    taro & kotetsu

    このレビューはネタバレを含みます

    波瀾万丈の女の一代記。井伊藩の家来である夫を同輩に殺され、そ 若い郎党と敵討ちの旅にでる。その途上で無頼漢に襲われ貞操の危機に遭うも剣の達人の如き老人に救われ、江戸での穏やかな生活を斡旋される。しかし平穏とも思えたその生活も仇の出現により、自らそれを絶つ。そしてはたまた貞操の危機に遭うも若い剣士にも救われ、敵討ちの助太刀をしてもらうことに。いつしかその剣士と恋仲になり所帯を持つことを約束するが、その剣士は仇に返り討ちにあい亡くなる。絶望の中、ふとしたことで仇を見つけ、最初に救ってくれた老人の手助けがあり、敵討ちの本懐を遂げる。最後は尾張の豪商の後添えとなり、めでたし、めでたしが表の話であるのだが、実は夫が悪で仇がいい奴で、仇は最後に事実を告げようとするが、その前に討たれてしまう。なんともやりきれない話である。上巻は、ワクワクドキドキで読んだが、下巻はだんだんやりきれなくなってきた。上巻は鬼平の池波正太郎だが、下巻は病んだ池波正太郎という感じがする。

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    投稿日:2021.04.26

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【ある武家の女の恋多き、放浪の人生】江戸で新たな恋人と暮らす三千代。夫の仇討ちを忘れかけたが、下手人の所在が分かり、初志貫徹するか葛藤するも事態は思わぬ方向に。

    投稿日:2020.12.11

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