【感想】書きたい人のためのミステリ入門(新潮新書)

新井久幸 / 新潮新書
(27件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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8
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ブクログレビュー

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  • Konosuke Ogura

    Konosuke Ogura

    ホントに書きたい人の為の本だった笑 ライトなミステリファンとして知っておくべきことが知れてよかった。

    投稿日:2024.04.28

  • Nao

    Nao

    主に本格ミステリにおける基礎教養を学べる本だけど、編集者の方が書かれているだけあって、書くにあたってのハウトゥーより心構えにウエイトが置かれている。
    具体的な発想法やプロットの立て方などにはほぼ触れられていない。超初心者向け。


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    投稿日:2024.03.27

  • ゆのまる

    ゆのまる

    京大のミステリ研に所属し、長らく新人賞の下読みをしてきた筆者がミステリの「お約束」をまとめた一冊。たしか、綾辻先生が紹介されていて手に取ったんだったかな。
    タイトルには「書きたい人のための」とありますが、読み専門の私としてもミステリガイドとして楽しむことができました。おかげで付箋がまたいっぱい……。

    本筋とは関係ないかもしれませんが、最も心に残ったのは「食わず嫌いしないで、何でも読む」というアドバイス。
    私にとっての読書は娯楽であり趣味ですから、好きなジャンルの、お気に入りの作家だけ読むというのでも問題はないのでしょう。
    でも、読書に限らずどのジャンルだって、知らないよりは知っている方が楽しめます。また、たとえ読んでつまらないと感じたとしても、その本が「合わなかった」ということは得られるわけです。
    大好きなミステリーというジャンルをもっと楽しむために、興味がないからと手に取らなかった本にも目を向けてみようと思いました。
    また、作者がこれだけ手を尽くして書き上げ出版された作品のですから……読む側としてもっと楽しめるようになりたいなとも感じましたね。
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    投稿日:2024.01.15

  • JINTA(じんた)

    JINTA(じんた)

    ミステリを描きたいと思う人はもちろん、ミステリを愛し、純粋に読みたいという人にこそおすすめの一冊。また本書はテーマに属して、本の紹介もあるので、読んでいない本が沢山あり、これ読んでみようと思う作品があって良かった。続きを読む

    投稿日:2023.08.08

  • matchyy

    matchyy

    # 感想
    私は小説を書きません。ただ本は読むので、もっとミステリ小説の意図がわかるようになりたいと思って、本書を読みました。

    本を読み終わった後になんかおもしろかったなとか、なんかおもしろくなかったなとか思うのですが、どういう理由なのかは表現できないと感じていました。この本で少しでも足しになるといいなと思ったのですが、その一つが幻想味と論理性(P.25)かなと感じました。この本を読んで読後の表現力が上がるわけではないかなとは思いますが、一方で考える一つの要素は得られたかなと感じました。

    ここで紹介されていた本を読みながら、この本の説明を活かして感想が書けたらなと思います。

    # 抜粋
    - 「『幻想味』に関しては、ミステリーのセンスから外れない限り、とんでもないものであればあるほどよい。日常的常識のレベルから、理解不能のものであればあるほど望ましい」とあり、解決の「論理性」に関しては、「『論理性』は、徹底した客観性、万人性、日常性のあるものが望ましい。『本格ミステリー』とは、この両者に生じる格差、もしくはそこに現れる『段差の美』に酔うための小説である」とある。(P.25)
    - かまいたちの夜(P.60)
    - タッチの差でも、探偵の解説より先に「そうだったのか!」と気付いたことは、長く印象に残る。わずかな差がだが、「気付き」の快感を侮ってはいけない。
    これをもって、「真相に気付いた」という人もいるだろうが、そんなものは気にする必要がない。むしろ、「だって分かるように書いてるから」と胸を張ればいい。この、「一瞬早く気付かせる」を意図的にやるのがどれだけ大変かは、実際にやってみればすぐに分かるはずだ。(P.101-102)
    - 後輩の編集者が、本のリードやタイトル案に四苦八苦してページをめくっている姿を見ると、「原稿の中に答えはないよ。本屋で棚でも眺めて来れば」と言うことにしているし、自分でもそうしている。(P.167)
    - と同時に、腑に落ちたのだ。世界に入り込んでいればいるほど、ちょっとした綻びから、世界は容易に崩壊するのだ、と。(P.176)
    - 成功する秘訣は、失敗の回数を増やすこと(P.179)
    - そしてもう一つよくされる質問が、「デビューするのために、もっとも大事なことは何ですか」というものだ。
    (中略)
    複数の作家が、同じような質問を受けた場面を目にしたことがあるが、異口同音に答えていたのは、「まず、一つの作品を最後まで書き上げること」だった。(P.185-186)
    - 「読むと書くとは表裏一体」。沢山読み、読みっぱなしにしないで、どうして面白いのか、自分なりに考える習慣を付けることだ。(P.190)
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    投稿日:2023.05.27

  • nyonboo48

    nyonboo48

    読者目線で者なく、書く側(作り手側)の視点からのミステリ入門でなかなか面白い。しかも実際の書き手が書いているのではなく、いろいろな作家の卵の原稿を読んでいることの強みを持つ「編集者」という第三者的立場からの視点でもあるため、独りよがりにならずにすんでいる。巻末にある「本書で紹介した作品一覧」は半分以上既読だけれど、未読既読本関係なく一通り読んでみたいと思った。続きを読む

    投稿日:2023.05.06

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