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丸尾末広 / ビームコミックス (3件のレビュー)
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zasetu
「漫画界の魔人が拓く新境地」とオビにはありますが、とにかくずっと待ち望んでいた一冊です。ようやっと読めました。 そしていざ読み始めてみて、思わずびっくりしてしまいました。なるほど、これは新境地と言える…かも知れない…。エログロからは確実に遠ざかり、新しく丸尾末広の世界が創られている…! なかんずく『オランダさん』や『童貞マリア』なんかめちゃめちゃいい話じゃないか…! フィクションとはいえ戦時中や戦後の長崎・東京、アウシュヴィッツの凄惨な描写には圧倒的な力があるし、絵画の構図にインスピレーションされた各コマの芸術性もますます洗練されているような気がして、ひたすらに圧巻、満足の一冊でした。好きなお話はやっぱり『童貞マリア』です。続きを読む
投稿日:2023.01.03
nankado
第二次大戦敗戦後の戦災孤児のエピソードから、少しずつ時間をさかのぼって、長崎の被曝、そしてアウシュビッツのコルベ神父のエピソードに到る、ゆるやかにつながった連作。コルベ神父のエピソードは二つの視点から…二度描かれている。掲載誌も異なるが、掲載時期は近い。丸尾末広的な露悪趣味がメインではなく、コルベ神父のエピソードに収束するところが興味深い。考えてみたらアングラ的な題材の多い丸尾末広が、これほど有名なコルベ神父のエピソードを中心に据えるというのも珍しいのではないか。続きを読む
投稿日:2021.01.02
knkt09222
このレビューはネタバレを含みます
1.ディアボリク 2.戦災バカボン Vagabond 3.ネンコロリ 4.オランダさん 5.童貞マリア 1-3、4-5、の連作。 多少時系列が入れ替わっている。 絶妙に前向きさが作品に紛れ込んでいる。 まあーまあー。 amazonレビューに書かれていたが、マキシミリアノ・コルベというのは実在の人物なんだとか。
投稿日:2020.12.23
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