【感想】座敷童子の代理人8

仁科裕貴 / メディアワークス文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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ブクログレビュー

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  • Persimmon

    Persimmon

    迷家荘や遠野を巻き込んだ大騒動が起き、あわや危機一髪かと思いきや、後半であっさり解決。
    悪い奴と思われたのも実は…、消えてしまったと思われたものも…、というのはパターン化されてしまったのだろうか。
    の性もあり、登場人物もてんこ盛り。

    作中で書かれてあったような司貴が紡ぐホッコリとした妖話には戻らないのだろうか。
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    投稿日:2021.12.03

  • あかねにゃん

    あかねにゃん

    このレビューはネタバレを含みます

    今回の妖怪は件(くだん)
    未来を予言するものです
    座敷童子を含め、妖って甘いものと漫画が好きって笑えるww
    土蜘蛛の一族と遠野妖怪のバトル、
    八幡権現と六角牛王の正体&バトル
    安倍晴明も出てきて一気に読みました!

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    投稿日:2021.07.04

  • ちこ(´・ω・)

    ちこ(´・ω・)

    「柳の下にたたずむ影は」
    何もかも嘘ばかりの者の正体は。
    最初から本来の名を知っていたら対応は違っていたかもしれないが、どう足掻いても変えることの出来ない未来に苦しむ事になるかもしれないな。
    誰にも信じてもらう事が出来ず苦しい思いをしたのだろうが、学生本来の仕事を放棄する理由にはならないよな。

    「件来たりなば、幸遠からじ」
    幸せな物語の結末に待つものは。
    過去の辛い出来事と偶然見えた姿が最悪の結果を生むなんて誰も想像していなかっただろうが、先を見通せた彼女だけは全て知っていたのかもな。
    彼の遺作である作品に込められた本来の意味を理解した日から、自らの最期を決めて日々過ごしていたのかもな。

    「迷家荘の一番長い日」
    全ては筋書き通りに行われた事。
    この様に手のひらの上で踊らされ続けては御用人の仕事だけでなく、人助けとして関わる出来事すら心労の一つとして心身を蝕んでいきそうだな。
    神域に住む者達にとっては茶番に感じるような事柄ですら、人間にとっては一大事だと少しは分かってほしいな。
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    投稿日:2021.05.16

  • mui-mui

    mui-mui

    件である荒神権現に振り回された1冊でした。未来が見通せる件だけに、始まりから終わりまですべて荒神権現の掌の上なんでしょうね。

    投稿日:2021.03.17

  • ともりぶ

    ともりぶ

    くだ子のキャラが濃い。いつもながらキャラ付けが上手いなー。神様たちもあちこちの顔をたてなくちゃいけなくて大変。

    投稿日:2021.02.02

  • koki

    koki

    このレビューはネタバレを含みます

    安倍晴明登場以降のサスペンス性を考えると、今回は比較的穏やかな話であったような気がする。安倍晴明を「気まぐれな行動によって優位を引き寄せる=実は計画性や裏がない=策を練ってから動く座敷童子コンビの対極」として描くことで、今までの彼の描写から出ていた不気味さや殺伐としたオーラにフォローを入れようとしたのではないか、と思った。

    外川氏と健吾の関係性、荒神神社を継いだトイレの花子さんの話など、明確に描かれなかった部分が気になる。
    健吾と神になったくだ子は次巻以降登場するだろうか。
    静香と健吾のやり取りも個性が出ていたので、今後も2人の掛け合いが見れることに期待したい。

    座敷童子も、土蜘蛛も、百鬼夜行も。劣悪な環境を生き抜いた人々の歴史や思いに起源があることを、妖怪が引き起こす事件の解決を通して描きつつ、最後は平穏な大団円を迎える。
    先人たちへの思いの寄せ方が丁寧である一方、悲劇ばかりで覆うのではなく、のびのびと現代を生きる妖怪たちの姿のやわらかな心地よさ。
    いっしょに悲しむだけでなく、幸運を祈り次に託すのも寄り添い方の一つなのだと思う。人の世界で幸せになれなかったら、せめて妖怪の世界で幸せであるように。生きているうちに達せられなかったら、せめて供養額絵の中で。現実が悲しかったら、物語の中くらいは明るくあるように。それは本当に気休めにしかならないのだろうか。そんな願いの痛切さが、明るい描写の影に、ふと顔を出す。
    過去の巻のあとがきや参考文献リストを見るに、作者が妖怪の起源について丹念に調べて描いているからこそ、コミカルな小説に仕上げるのは実は大変なことなんじゃなかろうか、と想像する。

    次も楽しみにしています。安倍晴明との因縁、和紗さんとの関係、座敷童子の今後、キャラクター同士の掛け合い。話が広がりそうなものをたくさん残しているから...

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    投稿日:2020.11.27

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