【感想】理系読書―――読書効率を最大化する超合理化サイクル

犬塚壮志 / ダイヤモンド社
(23件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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8
8
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ブクログレビュー

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  • HAPI

    HAPI

    まず気になったのはタイトル。理系とついているがあくまで理系出身である著者が行っている「理系的な」読み方と言うことであり、文系理系問わず実践できる読み方が書かれています。その辺はご安心して購入してもらって大丈夫だと思います。

    この本はいわゆる「速読術」のような本を読む技術が書かれているものではありませんので注意。
    本を読むときに、全てを読む必要は無いと著者は主張しています。

    では、「どこ」を読めばいいのか。それを見つけるためにどのような準備をすれば良いのか、また読んだ効果を最大限に発揮するには、読んだ後にどうすれば良いのか、行動した後にその結果をどう評価すれば良いのか、そしてその結果を次の読書にどうつなげるかといった内容が書かれていました。

    読書の本と言うよりは、本とどのように向き合っていけば自分の生活がどう変えていけるかということが書かれていて、なるほどなぁと思いました。

    つまりこの本は、社会人が自己啓発や、自分を高めるための勉強に使う読書がメインターゲットになっています。

    時間がない中で、今の自分を変えたい。それを読書で実現しようとしている人に向けて書かれた本です。概ねなるほどと思う内容で、啓発系の本を読むときには取り入れてみようと思う心構えがいくつかありました。

    ただ、私が納得できなかったのは、やはり必要なところだけ読めば良いと言うところ。確かに時間を短縮するためには、読まないと言う場所を作る事は大切だと言う事は理解できますが、そうすると自分が読もうと思った場所しか読まないので、「自分では思っても見なかった知識や考え方との出会い」が減ってしまうと思うからです。

    自分は理系出身なので、読んでみれば確かにネット思う内容が多く、新しい発見は少なかったですが、これまでなんとなく感じていたことが整理されて目の前に並んでいたのでそういう意味で理系の方々にもお勧めできます。

    とりあえず本は読んでみているものの、自分の成長につながっているか分からないと言う人や、なかなか成長を感じられない人は読んでみて損はしないと思います。

    また、多くの本を読んできた著者がこの本の中で紹介する別の著者の方が結構面白そうで、この本をきっかけに知らない分野の読書へと進めそうです。
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    投稿日:2022.08.21

  • ken_book

    ken_book

    理系的アプローチで読書する方法が学べます!
    すごくしっくりきた方法。

    やってることも結構あったけど、読書を実践した後の評価まではしてなかったなと反省。

    読みっぱなしになってるなーと思う人には非常に参考になると思います!続きを読む

    投稿日:2022.06.25

  • 健一@スーパー・ブックサマライザー

    健一@スーパー・ブックサマライザー

    【理系読書】とは…超合理的な知的生産システム
    ◎理系は本を読んでいる瞬間を「楽しむ」より、読書で得た知識やスキルで自分が変わるのを「愉しむ」
    【はじめに】
    ◎読書は自分の問題解決のためにするもの。全部読むよりも、本の内容をいかに実践するかが大切
    ◎理系読書で得られる5つの力
    ↳①問題発見力
    ↳②抽象化力
    ↳③仮説思考力
    ↳④行動デザイン力
    ↳⑤評価重視力
    【1章】読書の効果が劇的に高まる3つのこと
    ◎本を読む前に読書効率を上げる方法
    ↳①問題意識の明確化
    ↳②①の解決した後の理想像の設定
    ↳③本から抽出した情報の活用
    ◎問題意識を絞り込む3つの有効な質問
    ↳①「なるべく解決したい重大な困りごとは?」
    ↳②「読んだ内容を使って、どんな状態になりたいか?」
    ↳③「周囲の人があなたに求めることは何か?」
    ◎情報は「絞る」が勝ち 残りの9割は捨てる覚悟でいい
    【2章】読解力を高めて読書をモノにする理系読書
    ◎メタデータをチェックする…発行年月日/著者プロフィール/目次
    ◎スクリーミングする…本の旨味を抽出する
    ↳ポイントは「要約」や「図表」
    ◎クリティカルシンキング…疑う3つのこと
    ↳主張/ロジック/根拠
    続きを読む

    投稿日:2022.04.12

  • masamzo

    masamzo

    理系な頭でのロジカル読書。超合理化サイクルで、読書効率アップ。読んだら、即実験。失敗も飲み込んで、先に進め。

    投稿日:2022.03.26

  • 読みマスター

    読みマスター

    このレビューはネタバレを含みます

    必要な情報だけ読めばいい。
    自分にとって必要な情報が何かを知る。
    積読しては意味ない。
    作者の参考になった本を今度手に取ってみる。

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    投稿日:2022.01.23

  • hiroreading

    hiroreading

    このレビューはネタバレを含みます

    本書で紹介されている読書の方法は、今までの自分の読書とは根本から違う読書のやり方だった。理系読書というタイトルの通り、読書の方法は、学校の理科の実験と同じ手順だった。まず、その本を読む目的を定め、自分の知りたい情報とそれについての仮説を決める。そして、目次から本の構成を把握し、自分の知りたい情報に辿り着く。さらに、その情報の質を見極めたうえで、実行にうつす。実行は、実験のように変える条件を一つにしぼり、結果からその効果を考察できるようにする。本書にはそれが筆者の経験から具体的に書かれている。
    筆者が特に強調していたのが、問題意識をもつこと、実行することだ。私は読書をするとき、自分の知りたい分野の本を最初から最後まで一字一句ただ読んでいた。本書を読んで、読書はもっと能動的、積極的な心構えで読もうと思った。車でどこかに連れて行ってもらっても道は覚えられないが、自分で車を運転して行くと、道を覚えられるのと一緒で、何らかの意思を持って読み、実践することが大切だと感じた。

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    投稿日:2021.10.10

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