【感想】アーモンド入りチョコレートのワルツ

森絵都 / 角川文庫
(408件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
91
142
121
12
2

ブクログレビュー

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  • りず

    りず

    中学生の頃、国語の問題で登場した小説で、当時とても好きだなと思いタイトルをメモしていました。大人になった今、偶然そのメモを発見し、手に取りました。とても穏やかな文章でスッと頭に入っていくお話でした。音楽が好きなので心地よかったです。お気に入りの1冊になりました。続きを読む

    投稿日:2024.04.29

  • 澪

    このレビューはネタバレを含みます

    「子供は眠る」「彼女のアリア」「アーモンド入りチョコレート入りのワルツ」の3編が収められている。
    森絵都さん初読み。

    彼女のアリアが好き。嘘とわかっていても、それを肯定して質問していく彼のあたたかい思いやりが素敵だった。
    角田光代さんの解説も響いた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.23

  • mirei.

    mirei.

    ほっこりした気分で読むことが出来た。
    3編に分かれていることで
    ダラダラ長いわけではないので読みやすかった!
    思わず本編に出てくる曲をYouTubeで調べて
    流しながら読んでしまった。
    音楽を聴きながらの読書も悪くない。続きを読む

    投稿日:2024.04.06

  • koochann

    koochann

    中学生がクラシックのピアノ曲との不思議な出会いで、不思議な体験をする短編3編はメルヘンのように美しく、懐かしい思いにさせられる。「ボク」や章、智明、ナス、じゃがまるの従兄弟5人が毎年8月に集まり過ごす章の父の別荘で、毎晩眠気と闘いながら聴くシューマンの「子供の情景」、不眠症の「ボク」が廃校舎で謎の少女藤谷りえ子の弾くバッハの「ゴールドベルク変奏曲」を聴いたことから始まる2人だけの心の交流の世界、「わたし」が同級生の君絵と通う絹子先生のピアノ教室で出会ったサティ似のフランス人の小父さんも含め4人で体験する楽しい時間。エリック・サティの「童話音楽の献立表」によるワルツを踊る喜びが溢れている。3編とも音楽の解説により、あたかも音が聞こえて来て、その世界に魅せられる時間帯に!続きを読む

    投稿日:2024.02.27

  • ニセ人事課長

    ニセ人事課長

    ずいぶん昔に出た本だが、少し前にフォローしている方のレビューを読んで「読みたい」に入れていた。

    中学生が主役の、3つのピアノ曲をもとにした3つの物語。少年たちだけで過ごす海辺の別荘、誰も来ない旧校舎での二人だけの会話、風変りな先生と突然現れたフランス人のおじさんとともに楽しんだピアノ教室。
    読み始めれば、うまく言い表せないが、最近の本とは異なる文章の雰囲気を感じ、なんだか懐かしい感じになる。
    ちょっとモヤっとすることや我慢しなければならないことはあるけれど、生き辛いや心が塞ぐでもなく、少年少女のこれからの人生に対する楽観や肯定があり、本を閉じてからは多感な時間の終わりに切なさが沁みてくる。
    二つ目の話の彼と彼女の健気さがかわいくて、一番好き。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.24

  • 瀀

    瀀

    ピアノを聴きながら読みました
    日常の中にある ほんの少しの非日常
    眠気も相まって、白昼夢みたいで
    どこかふわふわとした感覚になります
    小さい頃に集めていたきらきらの宝物のよう
    一番好きだったのは彼女のアリアです

    この本は再読しません
    初めて読んだ時の記憶をずっと大切にしていたい
    素敵な一冊でした 出会えて良かったです
    続きを読む

    投稿日:2024.02.18

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