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原田マハ / 文春文庫 (158件のレビュー)
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guri
このレビューはネタバレを含みます
メイベルとオーブリー姉弟が作家ワイルドによって人生を狂わされる。サロメという作品の挿絵を巡って。物語を読んでいると本当に恐ろしかったのはメイベルで、サロメとメイベルの姿が重なってくる。オペラでサロメを見たことはあったが、こんな背景があったのは知らなかった。絵画をテーマにしたマハさんの作風とは一味違うが、すいすい読めて面白かった。 (読書メーターからの転記)
投稿日:2024.06.03
hachi
男色家オスカー・ワイルドにのめり込み、魂を削って絵を描き続けるオーブリー、そしてその関係性を自分に利用する姉メイベル。 ドロドロした人間の欲望と闇、芸術家のダークな部分にフォーカスして描いた作品。
投稿日:2024.04.15
ごぼう
累の作中で出てきたのをきっかけに知った戯曲サロメ。メイベルがどんどん壊れていくさまが残酷だったし、抗えない愛に苦しむオーブリーが災難だなあと思った、、罪な男ワイルド
投稿日:2024.04.13
はんぺんチーズ
少しの分量で心がいっぱいになるから、好きだけど中々読み切るのに時間がかかる作品だった 風、澄み渡る空、草花に魅力的な愛溢れる人間 の今までの原田さんの作品とはまた違って、 今回は妖美という言葉がぴっ…たりの、毒々しいとはまた違う 才能と人間の心の偏り?曲がり? を感じた 上手く言葉に言えないなあ 好きだけれど、とにかく少し体力を使ったかな続きを読む
投稿日:2024.04.10
Limei
圧倒的に引き込まれる、19世紀末ロンドンが舞台の画家ビアズリーの物語。 若くして亡くなるビアズリー、あのちょっと怖い絵を描く人! 男色家の作家オスカー・ワイルドって王子さまとつばめの悲しいお話の「幸…福な王子」を書いた人よね!? 漠然と持つイメージを覆すストーリー。 目的のためには手段も選ばないビアズリーの姉の嫌な感じ。 そして、衝撃の結末。 本の間に入る真っ黒なページが物語の迫力を増していて、心臓がドキドキしてしまう。 続きを読む
投稿日:2024.03.18
curicae
オスカーワイルドのサロメは 以前 読もうとして断念したけれど、こちらのサロメはノンストップで読んだ。 どの辺りまでが創作でどこまでが事実なのかよく分からないけれど、ものすごくおもしろかった。 私に…とって 原田マハさんの作品は それ自体が芸術的だけど、美術への興味だったり ぼんやりとしか知らなかった芸術家たちの生い立ちや生き様などに興味を持て、そこからその人たちが生み出した作品に対する思いも深まっていく糸口となっている。 文庫本だと1000円弱で 物語を楽しめて 知識も深まり、ありがたいことだな、と思う。続きを読む
投稿日:2024.03.10
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