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藤田和日郎 / 少年サンデー (1件のレビュー)
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総合評価:
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clamamus
「タコハさんじゃないとダメなんだ」(第156回タイトル)に物語が収束される16巻である。 タコハ自身がこの屋敷に関わるようになった事情を開陳したりしているのだが、いよいよ物語は佳境に差し掛かり、核…心に差し迫ってきた印象だ。 物語は合間の巻といったところだろう。 つかの間の休息を取る一行が描かれた前半と、仮死状態の緑朗がおじいさんの星の宇宙人に手を引かれて双亡亭深くに進み、決定的な秘密を知った上で追手に迫られる危機が描かれた後半で構成されている。 しのと応尽の内緒話を盗み聞きする緑朗という構図は、きちんとプロットとして計算されて描かれているに違いないわけで、細かな点でも藤田さんのストーリーテリングの緻密さを感じざるを得ない。 あくまで合間の巻、最終決戦目前の休息の巻として評価して、星四つ半相当と評価している。 ただ、そうした展開でもきちんと危機的状況を用意する辺りの手並みは、さすがだなーと読ませていただいている。続きを読む
投稿日:2020.05.02
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