【感想】恋する仕立屋

和久田正明 / 小学館文庫
(1件のレビュー)

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  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    仕立屋が、商いの物語りは、女性時代小説家で、読んだ事があるのだが、、、、
    手に取った本は、作者 和久田正明氏の本である。
    「はぐれ十左暗剣殺」シリーズとは、うって変わって、、、の本である。

    若き女大家 おはんの元へ、3人の仕立屋だと話す若者が、長屋に越してきた。
    しかし、しかし、御広敷伊賀者の表の顔で、呉服屋の京屋の主人 又兵衛が、采配を振るう。
    そんな京屋に 前の時代からの番頭 三木助が、野垂れ地しそうな格好で、泣きついて来る。
    この人物の設定が、なんとも言えず、笑いを誘う。

    そんな中、子供のかどわかし事件が、・・・・
    5000両の身代金。
    かどわかしも、少し、訳アリであり、子供を誘拐に当たって、友達の女の子が、身代わり。
    その身代わりで、成果もあげ、前回の時の身代金も手にした岡っ引きが、、、、

    お雪という女性も、、、、両親の仇を討つが為に、苦労して、仇も討ったのだが、、、、町民は、敵討ちでも、殺人である。
    牢屋で、毒殺されるのは、、、、なんとも嘆かわしいのだが、、、最後に、恋をした事が、、、一番の慰めだったのかも・・・・

    しかし、三木助の面白さ、、、、
    これは、第1弾らしいから、次回が、楽しみ。
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    投稿日:2020.08.30

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