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倉山満 / PHP新書 (12件のレビュー)
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tthitsuji
<目次> はじめに 日本人の全人類に対する罪 第1章偉大な天才グロティウス、その悲劇の生涯 第2章なぜ宗教戦争は悲惨な殺し合いになるのか 第3章なぜ戦争と平和の方は必要とされたのか 第4章ウエストフ…ァリア体制の現実 第5章日本人の世界史的使命 おわりに 関連年表 フーゴー・グロティウス(1583-1645) オランダあたり(当時国の概念なし)出身 提唱したウエストファリア体制 ①心では何を考えてもいい ②人を殺してはいけない ③お互いの存在を認めあう続きを読む
投稿日:2023.12.04
jerico
ちょっと乱暴で偏った意見ではあるが、割引いて読んだとしても、自分が知らなかった新しい視点で、欧米の歴史を知る事が出来た。
投稿日:2022.05.13
nobu2kun
『#ウェストファリア体制』 ほぼ日書評 Day435 著者の「天皇本」はこれまでにも紹介して来たが、「世界史」系は初めて読んだ。 'ウィルソン=キチガイ' など、例によって極論も多いが、無味乾燥…な暗記科目とされる「歴史」という教科をこんなふうに教えたら、何百倍も興味が湧くのにな…と考えさせられる。 https://amzn.to/3yngMhi続きを読む
投稿日:2021.07.04
テムズの畔にて
ウェストファリア体制の意味が良くわかる。ちょっと乱暴だけど分かりやすい語り口で説明がなされている。 グロティウスがやりたかったことは、殺人が当然だった世界、すなわち、異教徒や異宗派は人でないから殺し…て良いという世界から、暴力の独占主体を国家(王様)にして、貴族や教会から暴力を取り上げて、その同格の国家間での必要悪としての戦争というものを発明したというのが倉山先生の説明するウェストファリア体制。 その一員たるには、自ら身を守る力が必要であり、力で対抗できない近代の非欧州圏には適用のないものだったが、大日本帝国がそれをグローバルなものにしたのにも関わらず、自らの滅亡によって弱肉強食の世界を生み出してしまった責任があると喝破。 国連憲章によって戦争が違法化されたが、それによって管理された戦いというのが無くなり、紛争やテロという名の前近代に逆行しており日本も必要な備え、すなわち軍備が急務と指摘。 また、民族自決というウッドロー・ウィルソンの考え方は人類に悲劇をもたらした呪いというのもなるほどなと。 ウィルソン狂人論について、筆者は書いているようなので、それも読んでみたい。また、田中明彦先生の新しい中世という20年前に読んだ本も、ウェストファリアから脱して国家以外が力を持ちつつあるという話だったが、趣旨は同じだと思う。これも読み返してみたい。 中々に考えさせられる本だった。続きを読む
投稿日:2021.05.12
kun92
心の中で何を思ってもいい 人は殺してはいけない お互いの存在を認め合う そんな当たり前が当たり前でなかった欧州の獣の時代に、文明的な戦争を説いたグロティウス。 犯罪者と敵は違う。つまり、戦争は犯罪…ではない。 欧州の法だったウェストファリア体制を本当の国際法体制にした、日本。 日本の罪は、国際連盟を抜け、先の大戦で殲滅されることで、再び獣を世界中に解き放ってしまったこと。 倉山先生の本は、ちょっとあれって思うところもあるが、唸らされる。 どーすんだ、本当。続きを読む
投稿日:2020.12.02
prigt23
30年戦争と以降の歴史解説が大雑把でわかりやすいし、当時の背景がつかみやすいのでこれ読んでからハプスブルク家ものを読んでもいいかも。 フロイトやデカルトも絡めつつ現代に向うのがおもしろいし、読みた…い本ができるのもいい。続きを読む
投稿日:2020.07.29
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