【感想】ベルサイユの秘密~女子大生桜川東子の推理~

鯨統一郎 / 光文社文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • xan8823

    xan8823

    今作は、宝塚歌劇団の演目をテーマ。

    毎度思うんですけど、
    作者さん、いろんな事に詳しわよね・・・

    今回の宝塚の作品だけでなく、やくどしトリオが話す昭和ときどき平成の話。

    脱線しまくってるんだけど、ちゃんと戻ってくるんだよね。
    そして、その脱線に、読み手のこちらも巻き込まれてるんだ・・・

    そんな中、東子お嬢様だけは冷静に。
    いや、お嬢様は、その手の話、わかんないから聞き流してるんだろうからか?

    いるかちゃんのノリもすごいと思います・・・
    この子こそ、本当に物知りか?
    東子さんのなぞらえるテーマにも、やくどしトリオの
    脱線話にも、ちゃんと反応してる・・・
    なによりも、誰を相手にしても、物おじしないというか、タメグチというか、むしろ、東子さん以外には上から目線か?

    そんないつものメンバーに植田刑事と渡辺刑事まで加わって・・・

    とうとう、現在進行形で捜査中の事件まで解決しはじめた東子様ですが
    これは・・・
    どう転がっていくのか・・・



    あとがきで大矢さんが書いておられて、このシリーズは9冊で完結と知った。
    そして、話数も1つづつ減っている
    あ、ほんとだ!
    次は7冊目。ということは3話か。
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    投稿日:2023.10.18

  • tsukiyono

    tsukiyono

    大谷博子氏の解説より。

    「このトークというか雑談というか与太話がシリーズの大きな楽しみであることは間違いないが、だが本筋はあくまでミステリだ。たとえ与太話とマスターの茶々入れを除くと五ページくらいでおさまってしまうとしても、(以下略)」

    これですよ、これ。Exactly!って感じ。ヤクドシトリオの与太話が笑える。よくもまあこんなにも絶妙なツッコミ(しかも大半は工藤ちゃんの心の声)が入れられるなあと。

    トリックがどうの、みたいなミステリではないが、モノの見方や与太話でとても楽しめる。

    このシリーズはあと3作らしいが、マスターのはじけっぷりや東子さんの行く末?が楽しみ。
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    投稿日:2020.12.08

  • yuu1960

    yuu1960

    バー・ミステリシリーズ6冊目なんだと。これで5冊は読んだのかな。

    解説にもあったけど、シリーズの最初はマスターはお酒のことを良く知っていて、ちゃんとしてたはずなのに、この本でも一人でハズシまくりで煩い。ヤクドシトリオのショーもないお喋りが好きなのに、イマイチ機能してないと思う。残念。

    それでも、ポイントを突いてくる処はある。
    ♪額田の君は~ススキのかんざし~。
    50年前の歌だ。くだらないなあ。もう笑ちゃったよ。

    ミステリの解明部分は付け足しみたいなものかな。
    鯨さんだから、オヤっと思う処はチョットは有ったかな。

    未読のオペラ座の美女も探そうかな。
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    投稿日:2019.07.21

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