【感想】吃音の世界

菊池良和 / 光文社新書
(10件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • mato

    mato

    吃音の生徒が自分の担当しているクラスにいるため、その子のことを知るきっかけに、読んでみました。

    吃音のことを私自身、誤解していました。努力でなんとかできるものだとか、治すことのできるものだとか、いろいろな面で自分のイメージだけで判断していたのだなと思いました。
    この本を読み、そういった誤解を解くきっかけを得られました。
    吃音は今では発達障害支援法の対象にもなっているということも、全く意識になく…。
    吃音を持つ人が抱える思いだけでなく、吃音だからと何かを諦めるしかないと思い込んでいる人がいることもしれました。
    今担当している子は、吃音と向き合いながら、苦手なことは周囲からサポートしてもらっています。

    本書は吃音理解の第一歩として、とても良い本だと思います。医者としてどのように吃音を抱える子どもと向き合ってきたのか、その事例も多くありますし、吃音はどのように捉えられてきたのか歴史を知ることもできます。
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    投稿日:2024.05.06

  • ようたん

    ようたん

    吃音の疑いのあるケースの相談があり、片っ端から本を読んでいました。とても読みやすく、サッと読めるのに、ポイントが押さえられている。
    当事者、家族、治療者など様々な立場について触れられている。

    投稿日:2023.12.04

  • ささ

    ささ

    当事者のみならず、その他の人が読んでも分かりやすく書かれておりとても勉強になりました‥

    本書は吃音について薬のこと、対策、社交不安、これまでの歴史、実際の相談事例等についても触れられており、吃音に関する様々な知識を学ぶことができます!

    個人的には社交不安についての記述が読めて満足
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    投稿日:2023.03.10

  • gmakaji

    gmakaji

    吃音の治療の歴史や、本人の吃音のこと、また吃音外来の実際のケースについて触れている。

    この本を読んで驚いたこと:吃音について本人に話すと悪化するという話をよく聞くが、むしろちゃんと説明したほうがよいというのは驚いた。
    この本を読んで実践すること:子が吃音を持つ場合にはしっかり話をして向き合おうと思う。また吃音を持つ人との接し方についても参考になった。助けるつもりで言葉を先取りするのはかえって困るようだ。
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    投稿日:2023.01.25

  • ganko165cm

    ganko165cm

    なぜ吃音が終わったらあの嫌な気持ちは無くなるのは?
    気が付かなかったけどすごく苦労してたんだね。大変だったね。の一言。
    吃音が出ないことは一人で悩みを隠してしまっていること。
    頭の回転が早すぎて、口がついてこない?
    吃音は慣れた文章では減る。
    1-3年目までのフォローが必要を
    30歳をすぎると吃音は大丈夫になっていく。
    吃音の問題がどこにあるのかを見つけ、対応する。
    思春期になると劣等感から将来に対する希望を失ってしまう子供が多い。
    真似、指摘、問い詰め
    社交不安障害→LSAS-J
    インリアルアプローチ→SOUL
    静かに見守る、よく観察する、深く理解する?耳を傾ける
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    投稿日:2021.11.27

  • わっふる

    わっふる

    吃音で悩む人だけでなく、全く吃音とは無縁な人生を送っている人にとっても、わかりやすく心に響くメッセージや発想が散りばめられていて。私は好きです。

    投稿日:2021.09.02

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