0
モーパッサン, 太田浩一 / 光文社古典新訳文庫 (8件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
ひまわりめろん
コツコツ光文社古典新訳文庫シリーズでござい 今回はモーパッサンの中・短編集 あー、レビューを書き始めるまではフランス文学などにはこの先も縁がないであろう輩たちのために、一番長い中編の『遺産』のあら…すじやらなにやら書こうと思っていたのだが、いざ書き始めたらやはりめんどくさいのでやめる、笑う なんていうかね、人間の愚かしさみたいなんが内包されていたような気がしないでもない そして、当時のパリで流行ってたんかい!ってくらいハッキリとした結末を書かずに終わる作品が多い どっちにも取れる 後はお任せしますスタイル この後主人公は幸せになったのかそれとも不幸せになったのか?おい、筋肉どっちなんだい? それはなかやまきんに君スタイル そして国木田独歩が読みたくなる もちろん独歩はムズいので気のせいということにして読まない続きを読む
投稿日:2024.05.25
勇気の花
2024/03/27 13:10 まぁ、古典なのだからやはり名作なのだろう。6篇収められている短編のうち、中編と言ってもいいくらいの長さのものが二つあり、それらは主人公のどうしようもない不甲斐なさのよ…うなものが感じられて、途中読むのが嫌になったくらいなのだが、延々付き合ううちに、何というか底知れない人間力のようなものを感じて、やるなあフランス人!続きを読む
投稿日:2024.03.27
yoshi2013
モーパッサンによる、約150年前の短編、中編小説集。どれもとても興味深く読めたが、特に「遺産」と「パラン氏」がよかった。遺産は、夫婦と、それを取り巻く人間たちがめまくるしく変わっていくところに楽しさを…感じ、落とし所がとても気になって一気に読んでしまう。一方、パラン氏の方は大きな変化はないがやはり結末がとても気になる展開。主人公の丁寧な心理描写によりより主観的に読めるからかもしれない。短編だが「難破船」も心惹かれる。手紙を受け取るところからの始まり方もいいですね。 古い小説に共通するが、本書もその時代をあじわうことが出来て良い読書時間を過ごせました。続きを読む
投稿日:2022.10.16
ある
モーパッサン 「首飾り」借りた宝石が実はイミテーション。 「宝石」妻が残したイミテーションの宝石が本物。 真逆のオチ。人間の欲望を描くのが上手。 作者の作品では,怪奇小説「手」が怖い。
投稿日:2021.12.16
けんさん
『男と女の不都合な真実:騙し合う人たち』 人のズルさ、人の汚い面を、淡々と描いた6編の中・短編集。『遺産』や『悪魔』では、人はお金のためなら、ここまでやるか! と、人の心理の本質を垣間見た気がする。…結末がどうだったのか、明示せずに読者に委ねられていて、余韻を楽しめた。続きを読む
投稿日:2021.11.15
重度積読症
各編、キラリと光るものがあり、それぞれ面白いが、何と言っても、中編の『遺産』。 フランス文学では、持参金や遺産相続を巡るスッタモンダを描いた作品が多いが、『遺産』も、伯母の遺言のせいで家族間に生…じる悲喜劇を、著者ならではの辛辣な筆で描いた作品。 その他の作品も、現代との時代の違いは感じるものの、気持ちのすれ違い、嫉妬、裏切りと不信、吝嗇といった普遍的な人間性を描いた話であるので、現在読んでも、とても面白い。続きを読む
投稿日:2020.10.19
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。