【感想】桃源の薬

山本瑶, 香坂ゆう / 集英社コバルト文庫
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
3
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5
3
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ブクログレビュー

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  • kikirumi

    kikirumi

    中華風の架空の世界を舞台にした話。
    中華風といっても妖魔関連と恋愛がメインの話なので、衣食住はあまり中華を感じない。というか描写が少ない。一応作品紹介文には「凛花は名家の末娘」とあるが、それも+α程度の存在感で、要は彼女の家庭問題が必要なだけなので、お姫様感はない。二巻以降はさらに薄い。

    個人的には、こういった恋愛が絡んだ長編は何冊か経った後くっ付くものだと思っているが、これは一巻の時点でもうくっつくので展開の早さに驚いた。正直、じっくり書けば2冊にできる展開だったと思う。
    物語が始まる以前からヒロインの凛花がヒーローのインシェンに片思いをしているので、それもまた変わっていると思った。
    インシェンは出生を考えればミステリアスな雰囲気、性格なのは納得だが、凛花は普通の人間の割にものすごくポジティブ。ポジティブ過ぎて、人間味が薄いというか、もう少し彼女の感情描写が欲しかった。

    展開が早いのと描写が物足りないのとで若干不満足だったが、設定はすごく好み。
    まとめ買いしてしまったので、まとめて読んでみることにする。

    あと、挿絵が下手。ほぼ人物を並べて描いているだけで、何をしている絵か分からない。その人物もすごくアッサリしているというか、線が少なくて塗り絵みたいに白い。この挿絵はなくてもいいかもしれない。
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    投稿日:2016.09.07

  • らめるん

    らめるん

    このレビューはネタバレを含みます

    【本棚無】中華風舞台で、純粋系ヒロインが押しかけ女房な話。第1巻。

    特性の媚薬を作ってもらうまで、薬を作る少年のもとに居座りを決めた主人公。しかし、ここは妖怪が押し寄せる場所だった。
    次第と少年とそこにくらすシロという犬?と仲良くなっていく。

    1話目のポイントは何故ヒロインが媚薬を欲しがるのか、2話目は少年の気持ちの変化かな。

    少年は鈍感というより、自分自身の気持ちがわかってないと先に進めない面倒なタイプ。好意が全面的なシロが可愛いく見えてくる。
    媚薬のくだりがよかった。

    ただ、難しい漢字とか意味わからないものがあって困った(笑)

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    投稿日:2013.02.05

  • icydefish

    icydefish

    最初はイラストの可愛さとか設定の斬新さにひかれて買ったんだけど。。いざ読んでみるとそう面白くもなかったような。。あとたまーに出てくる中国語の読みとかにはかなり引いた。。ダーチェ  とか。。中国ではものすっごくダサい呼び方だよ!!続きを読む

    投稿日:2012.03.31

  • hinagikuitumi

    hinagikuitumi

    久しぶりに読み返そうと思って引っ張り出してきました。
    桃源の薬シリーズ第一巻。
    中華モノの長編小説を読みたくなって買った本です。(なので、購入時には全巻発売してました。)

    あらすじは
    …。

    14歳の少女、招凜花(しょうりんか)が魑魅魍魎跋扈する白翼山(はくようさん)を登っていた。その山に住む方士インシェンに会い、心を奪う媚薬を作ってもらう為に―。

    そして少女は、方士と白い犬(天馬)・白耀と出会う。
    そんな形で、物語は始まります。

    招凜花とインシェンの恋物語。

    分野的には恋愛ファンタジーだと思います。
    一巻の中身は一冊読み切りでも大丈夫そうな、まとまったお話です。
    伏線は回収しきれてませんが終わり方もハッピーエンドで、いいですよ(^^)一度読んでいるので、とりあえず流し読みですが、読み返すと意外といいセリフと場面があります

    個人的には白耀がかわいい!
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    投稿日:2012.01.18

  • yomoyo

    yomoyo

    部屋を片付けていたら出てきた本。
    さらっと読んでしまった。シロかわいい。
    彩雲国とかこういう中華系ファンタジーに昔から弱かったんだなあ、わたし。

    投稿日:2011.12.30

  • うらこ

    うらこ

    中国とか中華っぽい設定、好きなんですよね。「彩雲国物語」とか「月色光珠」とかみたいな。
    で、これもそんな感じかなって思って、古本やさんでまとめて、買ってみましたが、都じゃなくて、山の中の話でした・・。で出てくるのは妖怪と。

    妖怪の名前の漢字から来る私のイメージと実際の妖怪の容姿が違ってて?ってなることもありました。シロって、どうみても犬かオオカミっぽいのに、「天馬」なんですよねぇ。
    でも、シロ、かわいいです。

    凛花も結婚させられるのが嫌で、昔会った男の子に会いたいだけで、山奥まで一人で登ってくるという、根性の子ですが、この無口で愛想のないインシェンがこれから、どう変わるのか楽しみにです。
    続きを読む

    投稿日:2011.01.08

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