【感想】その部屋に、いる

S L グレイ, 奥村 章子 / ハヤカワ文庫NV
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • NAO

    NAO

    このレビューはネタバレを含みます

    南アフリカとパリが舞台。

    強盗に襲われたショックからギクシャクしてしまった関係をなんとかしようと、パリにやってきた夫婦。ハウススワップ(家を交換して観光したりする)で見つけたアパルトマンは、事前の説明とは似ても似つかない陰気で不潔な部屋だった…。

    わりと早い段階で、南アフリカに帰ることができるのがちょっと意外だったけど、どうやらよくないものを連れてきてしまった模様。夫のマークが、だんだん壊れていく様が怖かった。
    妻のステファニーと幼い娘のヘイデンに、早く逃げて!と言いたくなる展開と、正体のわからない恐怖がジワジワ来る感じには、読んでいて神経がすり減ってしまった程。

    結局、最後までジワジワモヤモヤが解消されず…消化不良な感じではあったけど、怖かったという点では、ホラーとして私の中では及第点である。

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    投稿日:2024.04.14

  • 咲夜 永夢

    咲夜 永夢

    映画を見てる感じがした。
    夫婦それぞれの目線で『泊まってはいけない部屋』で起きる災難。
    心理描写が怖かった。
    こんな部屋、泊まりたくない…

    投稿日:2023.09.17

  • ねるねる (旧shaadi)

    ねるねる (旧shaadi)

    初めて読む、南アフリカが舞台の作品。

    途中、『シャイニング』を思い出し、最後は『リング』を思い出した。
    本文にも、『シャイニング』が出てきたので、作者の作り出す『シャイニング』感に、まんまとはまったのかも…

    この作品、『シャイニング』、『リング』に共通するところ、母は強く、夫は取り憑かれがち。ってことでした。
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    投稿日:2021.10.10

  • chidori8

    chidori8

    このレビューはネタバレを含みます

    『シャイニング』のアパルトマン版に『ペットセマタリー』を少しスパイスした感じのホラー。初読の作家だったけれど、なかなか面白かった。
    ただ、「あれ」の正体を蜘蛛の様な四つ足動物(だか昆虫)描写で表わしたのは少し興醒め。そこはぼかしたままでいて欲しかったし、むしろマーク視点で描かれるだけのゾーイの死の真相は、私の読みが足りないのかもしれないが、もうちょっとはっきりさせて欲しかった。
    呪いのような元凶を別の誰かに押し付けて回避、でも災いは繰り返す…な終わり方は『リング』っぽく、もやもやエンドが苦手な人には向いていない。

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    投稿日:2019.04.13

  • たろう

    たろう

    夫が狂っていく心理描写は秀逸だが、心霊現象が弱いせいか読んでいてハラハラしないし怖くない。スピルバーグが映画化の権利を買い取ったと謳われていたので、期待して読んだが残念。

    投稿日:2018.11.16

  • あすみ

    あすみ

    夜通し読んでしまった
    話が進めば進むほどマークが壊れていくのが怖いし
    本人は自分はおかしくない寧ろおかしいのはステファニーの方だと思っているのが更に怖い

    読んでいるこっちは明らかにマークの方が異常行動を起こしているのを知っているから
    ステファニー、ヘイデン逃げて!ってなる

    パリから自宅へ何かを連れて帰り、今もまだ自体にいる・・?
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    投稿日:2018.07.04

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