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勝田文 / ココハナ (10件のレビュー)
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Kanako H
食べ物にまつわる4つの短編+ディケンズ名作「クリスマス・キャロル」のコミカライズが収められた1冊。珠玉の名作、という帯につられて買いましたが、確かにどれも良い読後感。心をじんわりあたためてくれます。ク…リスマスキャロルは小さい時に何度も読んでいたので懐かしくなりました。個人的ベストは、鴨のお話。続きを読む
投稿日:2015.02.15
pompom456
結婚を取り止めて手元に残ったご祝儀を持って、亜紀が向かった先は…。表題作『小僧の寿し』、その他3編の食べ物にまつわる読みきりとディケンズの名作『クリスマスキャロル』のコミカライズ作品で編まれたおいしい…短編集。 【収録作品】チビのおでん/すいかドライブ/ととせの鴨/クリスマスキャロル続きを読む
投稿日:2014.10.04
とめこ
もとからだけども、絵が更に上手に(見やすく?)なっていて、お寿司のヒロインとか綺麗で、大人の女性って感じがよかったです。作品全部レベル高いなあと思いました。 今回はヘタレさんはあまり出てこず、ハッピー…エンドが多くて嬉しい。スイカのお話はヒロインちゃんの気持ちが透明でとてもよかったなあ。鴨の話含めて、いい話だ。ロマンチックっす。続きを読む
投稿日:2014.08.08
シマリス
「チビのおでん」、それと明記はされていないけれど、お相手の御曹子はフィンランドの人で、お父さんの会社がサルミアッキのキャンディーを作っているという設定でした。フィンランドラヴなので嬉しい。
投稿日:2014.03.25
『黒犬』の優樹
絵柄が、前歯の裏にくっつくような、のっぺりとした独特のものなので、表紙だけを見た時は「んぅ~」と思っていたが、読んでいる内に、深い落ち着いたコクのあるストーリーに苦手意識を払拭された どの編にも、食べ…物と食事風景が出てくるも、食漫画のジャンルに入れたいほどではない だが、裏表紙のあらすじにもある通り、「おいしい短編集」ってのは間違いない 豚のしょうが焼きのようにガッツリとはしていない、カレーライスのように万民受けする感じでもない、お好み焼きのように腹に溜まるほどでもない 当初こそ、おでんのような“美味しさ”かな、と思っていたが、この感想を書くにあたり、数度ばかり読み返してみて、鍋物だな、と確信 多くの素材をブチこんで作る寄せ鍋のように、それぞれの短編から出ている旨味が集まり、混ざり合う事で、この一冊は「おいしい短編集」になっている。一つ足りなくても、一つ多くても、このバランスのいい味にはなっていなかっただろう どの短編も、男と女の間の情(友情や愛情、その他諸々もひっくるめた)が一筋縄でいかないモノで、それに左右されるのも、また人生の醍醐味、と読み手に語ってくる 個人的にお気に入って、勝田先生らしさ(っつても、先生の漫画を買うのはコレが初だから、「らしさ」もロクに解ってないかも)が如実に出てるな、と思えたのは「ととせの鴨」 ラストページに辿り着くまでの、ストーリー運びが実に響いてくる 『クリスマスキャロル』は、原作を蔑ろにしていない反面、勝田先生が描きたいモノをしっかりと詰め込んでいる感じがして、新しい『クリスマスキャロル』になっているな、と思った続きを読む
たかせ
食べ物にまつわる短編4編+ディケンズのクリスマス・キャロルの漫画化作品が収められた1冊。どうせなら食べ物で1冊にまとめてほしかったような気はしますが…。 どの話もそれぞれ味わいがあって好き^^ いち…ばん好きなのは「すいかドライブ」かなー。なんとなくすべてのことがおもしろくなくなっちゃった感覚というのがすごくよくわかるし、ライブや本について触れられていたのも自分に通じる部分があって共感しやすかった。 「失望するのは期待しているせいだ」 「きっと何かを感じるのにも訓練がいるんだ」 という言葉にはすんなりそうだなあ、と思うことができた。 クリスマス・キャロルも勝田さんらしい筆致で楽しめました。ちょっと駆け足なページ数ではあったけど。続きを読む
投稿日:2014.03.16
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