【感想】刑務所の中

花輪和一 / コミッククリエイト
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • fky

    fky

    愛おしい名作。ちびまる子ちゃんの花輪君の名前のモデルが花輪和一というところから、彼の代表作を知り購入。お仕事もの的な豆知識も楽しいし、何だか全体のムードが非常に風通しがいい。花輪さんという人の捉え方が、いつだってユーモラスで真面目で、観察力に長けている。刑務所に「理不尽さ」は見られず、むしろ適度な娯楽を与えたり集団生活に慣れさせることで、社会復帰を促す仕組みがあることを知る。

    思っていたより書いた時代が新しく(平成の作品)、加えてベストセラー的な扱いになっていることも知らなかった。
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    投稿日:2023.05.21

  • 官兵衛

    官兵衛

    獄中生活を描いたマンガですが、絵柄は女性受けしないような気がします。楳図かずお氏風でしょうか。

    ある意味受刑者は保護されつつ、監視されているのだと感じました。なので作中に「刑務所から出るのが怖い」と吐露していた方の気持ちもわからなくはないです。外に行っても適応出来なかったり、孤立感から逃れられないのですから。

    罪の意識とは、もしかしたら被害者の空想の産物かもしれませんね。罪と罰は等しいのかと聞かれると、最近そうでもないと答えてしまいます。それとも、本当の罰はもっと遅れて受けるのでしょうか。
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    投稿日:2021.04.21

  • kivune

    kivune

    読めば自分自身が刑務所暮らしに向いているか、向いていないか大変よく判る。
    自己顕示欲が強くないひと、着るもの食べるものに頓着がないひと、日々決められたルーティーンをこなす事に苦痛がないひと、静かな環境を好むひと、タバコも酒も嗜まないひと、そして何よりも孤独がすきなひと。そんな人は適性あり。
    個人的には素晴らしい環境ではないかと。過ちに向き合い反省する施設であることを利用し、膨大な時間のなかで頭のなかをどう使おうが全くの自由だ。唯一、社会的体面は犠牲にするだろうが。
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    投稿日:2019.03.02

  • kuroinohos

    kuroinohos

    花輪先生が裁判にかけられてゐた当時、『ガロ』誌で呉智英先生が「花輪氏の懲役三年という年は殺人によるものの最低と同じである」とか言ってゐた。
     ほんで本作を映画化した監督の方が前ラジオで、版権交渉の際、花輪先生は裁判の中でありのままをそのまま言ってゐた、とか何とか言ってゐた。
     さういふ、アレな方によるほのぼの刑務所ライフ。
     娑婆に戻ったら篠原ともえの宣伝するナニを喰ふぞと思ったり、飯テロにまける犯罪者を観たり、セレブな方の生活の一端を見たり、半ば自嘲気味に、かつ面白く、ほのぼのとした懲罰房だのムショのお風呂だのを描く。
     花輪先生の描く食べ物はなんか美味さう。
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    投稿日:2018.04.16

  • だい

    だい

    とにかく変わった体験をする人がいる
    なかなかできることではない
    ちゃんと食事が食べられるのは良いことかもしれない

    ムショ帰りでは一般人は暮らすのも難しい

    投稿日:2015.07.29

  • hiromix1978

    hiromix1978

    このレビューはネタバレを含みます

    漫画です。刑務所の食事がこんなに充実してるとは知りませんでした。食べ過ぎ防止のため残す人もいるそうです。飽食の時代。

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    投稿日:2012.04.30

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