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佐川光晴 / 集英社文庫 (6件のレビュー)
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総合評価:
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ひつじ
一人の人間が成長する事をゆっくりと緩やかに描いている作品だと思いました。 特にいいなと思った場面が、 幼い頃は、自分のことで泣くしか出来なかったのに、いつの間にか相手を思い想像して泣く所。 物語の些細…な箇所でしたが、こうやって人って多くの事を知って、成長していくんだとじんわり感じました。続きを読む
投稿日:2023.04.23
aladdina
このレビューはネタバレを含みます
中学受験の題材となったとのことで息子と読んでみた。 太二という少年を取り巻く人々のストーリー短編集。 太二の年長から中学卒業までのほぼ1話ずつの構成となっており、全体を通して太二やその周囲の成長が描かれており、読み終わったあとには爽やかな風が吹き抜けるような、清々しい気持ちになれる作品。 主人公の太二は品行方正、文武両道の理想的な男の子。こんな出木杉くん・・・すごく理想的だけど、リアルで出会うことはまぁないな。。。息子も同じ意見らしく二人で「優等生すぎ〜」とツッコミながら読み進めた。 私がこの本で一番ありがたいと思ったところは、登場人物の行動の裏付けとなる行動動機や思考の段階が省かれずに描かれているところ。大人ならまだしも、人生の経験値の少ない子どもにとっては、心情描写の理解は想像力のはるか彼方だと思う。プロセスが描かれていない作品を読むと「どうしてこういう行動をとったのだろう?」という疑問が結局わからないままになってしまう。その点、このように心の内で思った結果、こういう行動を取った。みたいな説明があるのでとても助かる。 そういう意味では少し前に大流行した「鬼滅の刃」も説明が全てセリフ化されているという評価だった気がする。確かに全部説明されてしまうと興醒めな部分も否めないが、子どもにも理解しやすかったんじゃないかな?理解という文脈ではとてもありがたい。 私は寝る前の息子との音読教材として活用したけれど、どのストーリーもぐいぐい引き込まれてどうしても寝るのが遅くなってしまうのが常だった。同じ年頃の男の子ということで、息子も自分に重ね合わさる部分もあっただろうと思う。私は私で、親心に共感し、涙が止まらずなかなか読み進められなかった話もあった。親子そろって爽やかな青春物語を読む機会があったことに感謝したい。 個人的には「どっちも勇気」という、サッカー少年団のコーチをしているお父さんとその息子のストーリーで、チーム内のいざこざや、それぞれの子どもの心情が手に取るようにわかり、ハ
投稿日:2022.10.09
ハマ
いろんな人が様々な困難にあう中で、でも、周りの人とのつながりと助け合いで困難を乗り越えていく姿がすごいと思った
投稿日:2021.08.04
ゆり
短編を読み進めながら、登場人物たちの成長を、一緒に感じることができました。文書も読みやすく、おすすめです。
投稿日:2021.03.24
shimaaji
子供の成長を疑似体験でき小説。山あり谷ありなのよね。それが楽しいんだよね。なんでも一緒だ。立ち止まったら終わり。
投稿日:2018.07.16
iyoharuka13
四人家族の横山家を中心に、少年と家族の心の成長を瑞々しい筆致で描く家族小説。 子供の成長は早い。本編の太二少年も、自らを「都営地下鉄三田線」と名乗っていた幼少期から、あっという間に高校受験。多くの人々…との出会いを重ねて一人の人間を形成していく。この小説のいいところは、少年だけでなく家族の成長もリアルに表現されていること。たくさんの人に読み継いでほしい作品である。続きを読む
投稿日:2018.07.02
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