【感想】僕は小説が書けない

中村航, 中田永一 / 角川文庫
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
2
4
8
1
0

ブクログレビュー

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  • 甘いパンよりしょっぱいパン

    甘いパンよりしょっぱいパン

    このレビューはネタバレを含みます

    高橋光太郎
    高校一年生。ちょっとした不幸を招き寄せる体質の持ち主。中二で小説を書いていた。

    佐野七瀬
    文芸部。高校二年生。光太郎を文芸部に誘う。

    颯太
    光太郎の弟。中二。サッカー部。

    光太郎の父
    光太郎に読書の面白さを教えてくれた。

    光太郎の母
    光太郎が小説執筆のため、ワープロソフトの使い方を教えてくれた。

    鈴木潤
    文芸部。二年生。ホラー小説を書いている。

    水島美優
    文芸部副部長。三年生。

    中野花音
    文芸部。三年生。

    井上誠一
    文芸部部長。三年生。アニメとかライトノベルにくわしい。

    原田
    文芸部OB。小説の書き方に詳しい。大学を卒業して、ゲームの制作会社に勤めている。

    御大
    武井大河。文芸部OB。小説を書いたことはこれまで一回もない。作家を自称し、他人の作品を読んでは非難ばかりする。

    前田玲奈
    生徒会。二年生。

    石井啓太
    生徒会。一年生。

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    投稿日:2024.05.22

  • レモン

    レモン

     文芸部って小説を愛するだけでなく、自分たちでも小説を書く部活だったのか。学生時代そんなクラブなかったので知らなかった。出生の秘密から自分に自信がなく無気力な主人公の成長物語。七瀬先輩があまりにも普通の女子高生すぎてさほど魅力を感じなかったが、原田と御大の正反対のOBや個性溢れる文芸部員が面白い。お父さんの言葉が染みる。色々あっても優しく愛に溢れた家庭に育ち、周りの人に恵まれたからこそ、コンプレックスを克服し成長できた光太郎。彼のその後も気になる。続きを読む

    投稿日:2023.11.19

  • 多坂まこな

    多坂まこな

    2人の作家が小説執筆支援ソフトを活用して合作したというのにびっくりした。個性豊かなキャラクターに関わっていくことで主人公が抱える悩みが消化されたのはよかった。他のメンバーの未来については言及されているが、2人の今後は描かれていないので今後が気になる感じの終わり方。続きを読む

    投稿日:2022.12.15

  • 和也

    和也

    小説を書く人の葛藤や考えていることが、垣間みえたようで面白かった。小説のなかの主人公は、他の登場人物との関係性を細かく描くことで、より人物像が鮮明になる。

    投稿日:2022.06.12

  • himawari-himawari

    himawari-himawari

    中村航っぽいなー良くも悪くも。
    なんかあまり深みがない。高校生だからこういう感じかもしれないけど、私はそれよりお父さんとお母さんと不倫相手の経緯の方が気になって気になって・・・。
    それでは中村航ではなくなってしまうけど。
    文芸部の仲間たち、個性的なメンバーだけど魅力が感じられない。
    続きを読む

    投稿日:2020.10.14

  • cidenon

    cidenon

    カドフェス2017対象本。

    芝浦工業大学の小説創作支援ソフトを使用した、中村航と中田永一の合作小説。
    両著者の作品を数冊ずつは読んでいる私からすると、いろいろな手が加わっていることもあって、それぞれの味が消えてしまっているのではないかと思わないでもない。
    駄作では決してないが、そこそこの作品という印象。

    不幸を呼び寄せてしまうという主人公像は、中田永一っぽい。
    対してヒロインの奔放さというか、軽さというか、主人公に運河でキスしてしまうようなところは、中村航っぽい。
    「ああもう、そういう人を惑わすようなことしないでくれよ!」っていうのが、中村航には多い気がする。

    執筆は、両著者でプロットを作ったあと、交互に進めていったそう。
    冒頭は中田永一で、「知識の橋」とか言い出すところは中村航っぽい。

    あと、ラストはとてもきれいだったが、これは着地の上手な中田永一の手によるものではないかと思う。
    七瀬が色とりどりの風船を背にしているところとか、風船が割れるところとか。

    偉そうに書いておいて、実際は全部逆だったら恥ずかしいな(笑)。

    とりあえず、「ああ、これはこっちの著者っぽいな」と感じるところはいくつかあった。
    ただ、中村航の冗長な甘さとか、中田永一の切なさとか、それぞれの持ち味を強く感じることは少なかったように思う。
    特に私は中田永一の方が好きなので、彼が全編書いたらどうなるんだろう、と思わずにいられない。

    とはいえ、一定の成功の基準は満たしているだろうし、面白い取り組みだった。
    続きを読む

    投稿日:2020.10.07

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