【感想】ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み

近藤宣之 / ダイヤモンド社
(13件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 夏海

    夏海

    私のお仕事は、儲けがでるお仕事じゃないから当てはまらないこともあるのだけど、大いに参考にしたい価値観だった!当たり前のことだけど、実際にやるのは難しいのか、この本でほおー!って思ったことをまとめて、自分の仕事想定に落とし込みたい!続きを読む

    投稿日:2022.10.01

  • さお

    さお

    社員を大切にする。
    誰もが頭ではわかっていることを体を張って実現している方。

    大企業の子会社で天下り社長が数年おきに入れ替わる企業にいた身として、共感できる内容。

    投稿日:2021.04.15

  • kusugaoka

    kusugaoka

    202006/

    「社長が、社員を大切にする経営」
    社長を守護とする限り、口では社員を大切にしているといっても、結果としては、「お金を優先した経営」にならざるをえない。こうした会社では、社員は「大切にされている」という実感を持てません。
    しかし、主語を「社員」に置き換えると、
    「社員が、会社から大切にされている経営」
    「社員が、会社から大切にされているという実感が持てる経営」
    となります。/

    お金も、時間もかけず、社員のモチベーションを高める方法が、「2つ」あります。
    それは、「社長の笑顔」と「社長の声掛け」です。
    私は、「笑顔ほど、人の心を開かせるものはない」と思っていて、40年以上前から心に決めていることがあります。
    「よい報告は笑顔で聞く。トラブルなどの悪い報告は、もっと笑顔で聞く」/

    私は、「笑顔は、社長の仕事」であり、「笑顔は、社長の能力」だととらえています。
    社長がしかめっ面をしていたら、それを見た社員は、「話しかけてくるな」「近寄るな」という情報として、受け取ります。社員は恐縮し、茶坊主となって、「社長にとって都合のいいこと」しか報告しないでしょう。
    反対に、社長の笑顔は、「いつでも話しかけていいよ」「怖くないよ」という情報と同じで、社内の空気を明るくします。/

    私は、30歳のときから笑顔のトレーニングをしています。
    「名刺をくちびるで挟み、床と水平になるように状態をキープする」という方法。こうすれば口角(唇の両端)が上がり、笑顔を保てます。/

    社員を動かす原動力は、次の「3つ」です。
    ①「言いたいことが何でも言える明るい風土がある」
    ②「社員が会社から大事にされていると実感している」
    ③「会社は自分のものだという当事者意識を持てる」
    この3つが整っていれば、社員は辞めません。/

    パート社員で入社して、その後、契約社員や正社員へ移行する道をつくっておけば、ライフスタイルに合わせたキャリア形成が可能になるのです。/

    業績主義
    業績主義では、「目に見える成果」と、「目に見えない貢献度」を評価しています。
    目に見える成果とは、営業の受注額や粗利額など、数字で見える成果のことです。
    目に見えない貢献度とは、その数字を挙げるためにした努力や協力のことです。/

    「不条理な出来事もトラブルも、すべて自分を磨く砥石である。/
    続きを読む

    投稿日:2020.07.01

  • Pecteilis radiata

    Pecteilis radiata

     そもそもの出が良い慶應義塾出身だとすればたとえバカな考え方をしてもそれなりにも人はついてくるだろう。

     本当の手腕は如何に底辺から人望を経て会社を運営するかであり、それ以上でも以下でもない。

     ただ、それでもこのようなことを実践できるのであれば会社も安定してくるのだろう。

     一つ一つは簡単なことでも複雑に絡み合う事により難しくなっていくそれをどうするかがこれからの企業活動を維持していくのかの鍵となるだろう。

     あまり共感はできなかった。
    続きを読む

    投稿日:2019.11.10

  • いっちー

    いっちー

    ㈱日本レーザーの代表取締役社長(現代表取締役会長)の近藤宜之さんの会社再生物語です。㈱日本レーザーの親会社では海外の現地法人の閉鎖やリストラをし、経営状態最悪の㈱日本レーザーに出向した後も多くの改革をされた様です。近藤さんの半端無い会社愛を感じられる一冊です!続きを読む

    投稿日:2019.06.30

  • 植田仁(うえだひとし)

    植田仁(うえだひとし)

    仕組み、と書いてあるが何よりも”人”を大事にされていると感じます。
    自分の、そして社員・仲間の可能性を信じて真正面から問題に立ち向かって乗り越えていく姿がカッコいいです!
    現在歯を食いしばって頑張っている人、問題をすり抜けようか悩んでいる人など、課題に立ち向かっている人にオススメの1冊。

    著者の近藤宜之氏は株式会社日本レーザー代表取締役社長(2019年時点で会長)。主力銀行から見放された子会社の株式会社日本レーザー社長に就任し、人を大切にしながら利益を上げる改革で、就任1年目から黒字化させ、23年連続黒字、10年以上離職率ほぼゼロに導くいている凄腕の経営者です。さまざまな経営塾で講演をされており、第1回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の「中小企業庁長官賞」、東京商工会議所の第10回「勇気ある経営大賞」、第3回「ホワイト企業大賞」など多くの賞を受賞されています(本出版の2017年時点の情報)

    本を読んだ感想としては、内容の素晴らしさはもちろんですが、近藤氏が本当にまっすぐで正直な方なんだな、という印象を持ちました。
    もちろん、いろいろな想いはあると思いますが、自分を成長させ、そして会社、仲間と成長すると決めて様々な課題に真正面から立ち向かっていくその覚悟にしびれます。

    そんな社長の想いが詰まっている言葉、
    =====
    企業は強くなければ存続できない
    しかし、人にやさしい経営をしなければ企業としての価値がない
    =====
    どんなことも一面的に捉えてるだけでは上手くいくわけではありません。
    ただただ企業として強く、とにかく利益を出していくだけでは今どき人がついてきません。
    二面性を持ちながらもそのバランスをとれるところが、長期的に反映し、全体として価値が高くなっていくのだなと学びます。

    =====
    今やらねばうつやるのか
    ここでやらねば どこでやるのか
    自分でやらねば誰が解決してくれるのか
    =====
    「いま・ここ・自分」というのが近藤社長がいつも大切にしている言葉です。
    直面した時、苦しい時ほどこの言葉と向き合っていすそうです。
    「今ここから逃げたとしてもその課題が自然と解決することもないし、誰かが解決してくれるわけでもない」
    こう考えることができるのは、そもそも今目の前の問題を自分ごととして捉えているからだと思ます。
    自分とは関係ないや、と思うような人ならなんとも思わないで見過ごしたり、責任転嫁してしまうでしょう。

    これは会社経営だけでなく、自分の人生・自分の大切な人の人生をどうしていくか、を考えるときにもとても大切だと思います。
    意識して若い方(特に20代30代)と話す時間をとるようにしているのですが、意外と自分の人生ですら、ちゃんと考えていない人が多いなと思います。
    私自身元々ちゃんと考えていたかというとそうではないのですが、だからこそ、今振り返って大事だったなと思います。
    残念ながら自分の人生を他人が勝手に良くしてくれることはないのです。。。


    さて既に結構長いですが、以下では特に「いい男論」と言われているところからいくつかピックアップしてご紹介します。

    =====
    男には、ここで腐ったら自分の誇りまで失ってしまうようなどうしても耐え忍ばねばいけない試練のときがくる。
    しかし、そこでどれだけ歯をくいしばれるかがその後のあり方を決める

    いい男は流されない
    自分の意思で道を開く
    だから信用されるし、本当の味方を作ることができる

    いい男は逃げた自分から逃げない
    前に進めない時でも絶対に後退はしないのだ
    だからゆっくりでも前に進んで行く

    いい男は相手の未来のために必要に応じて鬼になる覚悟を持っている。
    甘やかして人をダメにすることは絶対しない
    =====
    「男だから」「女だから」と、とやかくいう時代では無いですが、それでも正直「男なら」
    と思ってしまうことはあります。

    ちょっと枠を広げてカッコいい大人とは?と考えたときに、上の4つに共通している「自分の信念を持ち、正直にすべてを受け止め、あきらめずに立ち向かっていく覚悟がある男」なのだと思いました。

    私自身子供もいるので、自分の子供やそして一緒に努力している仲間にも言葉ではなく行動でカッコいい背中を見せられるような、カッコいい大人になれるよう、日々精進していこうと志新たにさせてもらいました。


    =====
    自信過剰になってしまってはいつかは痛い目に合うが、それでも若いなら、失敗ばかりを恐れて何も踏み出さない生き方よりはよっぽどましだ
    大きく生きても一生、小さく生きても一生

    逃げたらいけない理由は一つしかない
    逃げたら負債が雪だるま式に大きくなるからだ
    =====
    私ももっとチャレンジして、目の前に現れる課題に立ち向かって自分も会社も成長させていこうと思います。
    続きを読む

    投稿日:2019.03.30

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