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白川紺子, 井上のきあ / 集英社オレンジ文庫 (28件のレビュー)
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haruco
アンティーク着物を通して、家族の形や人の想いを紐解いていくのは京都の街並みと相待って雰囲気ある。 まっすぐな鹿野の気持ちや、戸惑う春野や慧の気持ちが入り乱れて進展していく恋模様も面白い。 結局はすべて…人の気持ちが、人に影響していくんだとよくわかる。続きを読む
投稿日:2024.03.01
みのる
おにいやーーーん!TT アレなんだな。妹とおばあちゃんは着物にやどった人の想いを解いていくのに対して、おにいは骨董品を介して同じことをやっているんだな。
投稿日:2023.01.28
araretyan
私はいくつになっても 少女小説が好きだなあ! って思います。 心がひたひたあったかく なっていくようなお話しです。
投稿日:2022.12.28
ひるあんどん
星の糸 そばにいすぎて恋の対象にならない、気がつかない。勝手にとはいえ、自分のことでそこまで怒ってくれる人はいない。赤ずきん 今考えると確かにお母さんは赤ずきんを狼のいる森へ?雪華 慧ちゃんお父さんと…歩み寄り。鹿乃の存在が改善のきっかけに。鹿乃は慧に告白。子犬〜 幼い鹿乃可愛い!良鷹の「彼女より妹」発言、彼女はショックだろうけどあんな可愛い妹じゃそうなる!良鷹は慧のことどう思ってるのかな。鹿乃と慧の気持ちに気がついてないわけじゃ無いと思うけど。続きを読む
投稿日:2020.07.10
あやごぜ
シリーズ第五弾。 前巻同様、「ここで切るか・・。」という絶妙な盛り上がりどころで次巻へ続く本編。 何だか、春野君が徐々にサイコな人になってきている気がします。悪い人ではないのでしょうが、鹿乃をお茶会…に誘う為の嘘とか、“怖っ”という感じです。さすがに慧に叱られて謝っていましたけど。 で、今後の展開は慧の覚悟にかかっているのですが、自己否定感が強い上に、社会人男性が女子高生と云々とか、世間からどう思われるのかも含めて色々と逡巡してしまう気持ちも解ります。 鹿乃の真っ直ぐな想いは受け入れてもらえるのでしょうか。次巻に期待です。 そして、“サイドストーリー枠”の第四話「子犬と魔女のワルツ」は鹿乃が幼稚園児で、良鷹が高校生の頃の話。 悲しい真相だったとはいえ、天使のような鹿乃と良鷹お兄ちゃんの兄妹愛が微笑ましく、ほっこりしました。続きを読む
投稿日:2020.05.17
ユイ
このレビューはネタバレを含みます
「下鴨アンティーク 雪花の約束」 もうほんまに、この本素敵…。 コバルトのいいところを全部集めてるというか、コバルト世代が大人なって読むためのツボを抑えまくってるというか…。 (そして案の定私もツボをつかれている) さて、祖母から譲り受けた蔵にしまわれてる着物から、その持ち主の過去と因縁に触れる…ちゅう筋は、(古いものから何かを読み取るという意味では)ビブリア古書堂と通じるところがある。 とはいえ、鹿乃ちゃんと栞子さんのキャラが全然違うので、 「似てる」 とは全然思わないんやけど(どっちやねん)、 あー、やっぱりここで終わるよねー… と、もんどりうった。 以下、ネタバレになるんやけど、 こちとら少女ではないので(笑)、慧ちゃんのあの必死の決意を瞬間で崩壊させた鹿乃の若さが眩しすぎた…(笑)。 イヤもう慧ちゃんかわいそうすぎて(笑)!! ←笑ってるやん 慧ちゃんも鹿乃も憎からず思ってるんやから、もうくっついたらエエやん、って思うけど、それができひんのよねえ。 できひんよねえ、それは!! うーん、鹿乃の将来も全部ひっくるめて責任を取るのなら、慧ちゃんが鹿乃をさらってもいいとは思うんやけど…。 他を知らないまま、慧ちゃんだけでいいのかという純粋な疑問もある。 いやもう他なんて知らなくてエエねんけどね。 ひと昔前ならそれで充分やったけど、さすがに平成の世やもんね。 それはそれで、鹿乃の未来を奪ったって後悔するのかもなー…。 鹿乃に他の未来なんて歩いてほしくないくせに、自分を選んでくれたら 「それで、いいのか」 と、躊躇いそうやんねえ、慧ちゃんって。 ほんで、そこを後押ししてくれるのが良鷹っぽいけど、果たして、この続きはどうかな。 黒谷さんでのあのシーン、表題作の終わりが 「あ、やっぱり…」 と、思いつつも 「くーーッ!!」 と、転げまわりたくなるような状態で、でも大丈夫、あと一章残ってる…! ってページをめくったら 「そのときの良鷹は」 みたいな話で、ここもまた 「あっ、そうくるよね。そうよね…」 と、なった(笑)。 著者にいい意味で裏切られました。裏切られたっていうか、鼻先ニンジンみたいな…(笑)? ほんっま早く続きが読みたい。でも、この巻がこの年末に出たところみたいなので、まだまだ先やね…。 12月に初版で、翌月の1月には二版になってるので、そうとう売れてるのね…。そりゃ、そうやろうなあ。 オレンジ文庫、ほんまに好きや…。 もっと蔵書に増やしてほしいけど、これは買いたいかもしれない。欲しい。欲しいよ。 今回も新刊の蔵書やったので、とてもとてもきれいな本でした…! 幸せ。 鹿乃と慧ちゃんふたりのエピソードが衝撃的すぎてついそちらにばかり目がいってしまいがちやけど、アンティーク着物にまつわる話もいつも通りかなり面白かった。 赤い糸の話なんて、冒頭の一文からギュっとつかまれたよ。 この出だし、すごいね。 ちょっといかにも少女小説ぽいつかみかもしれへんけど、このつかみでギュっとやられてしまう人がこの本を読んで 「面白い…」 と、思うんやから、これが最高なんやと思う。 鹿乃の世間知らずぶりは 「ほんまにこんな世界があるのか?」 と、思わなくもないけど、…うん、あればいい。こんな世界が、あればいいよ…! 笑 変えたいものと変えたくないもの、どちらが多いかな。 結構、グサッときた。 フォーティーズですから、もう、「変えたくないもの」の、ほうが多いと思う。 でも、鹿乃ちゃんのころは、私も、「変えたいもの」ばかりやったよ。 そう思っていたことに後悔はしていないけれど、十代のうちから、「変えたくない」と、思うほど、現状に満足できていれたら幸せなんちゃうかなあ、と、思う。 それは、憧れってやつやんね。 ほんで私は、いつ、どこにいても、何かに憧れてる。それってきっと性分。だから、本当に変えたいのか変えたくないのか、やっぱり、分からない。 ■■■■ ■エドワーディアン様式 エドワード7世の様式 ■水滴 1 しずく。水のしたたり。「水滴がしたたる」「水滴がつく」 2 硯(すずり)に使う水を入れておく容器。水注。水差し。 (2017.06.27)
投稿日:2020.03.14
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