【感想】僕らが愛した手塚治虫 1

二階堂黎人 / 小学館
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • tosyokan175

    tosyokan175

    やばいです。大脳皮質の奥の方から自分のアトムデイズが蘇ります。著者と同年齢なので大大大好きだったアトム、憧れて止まなかった手塚治虫、そして雑誌、テレビ、単行本から次々と発信されて夢中になったマンガ、というものに対する気持ちが、書かれているのは自分?と思うくらい同じなのです。そして、今の自分を作っているのがその時代に蓄積したワクワク感なのだ、と改めて感じました。もちろん著者、二階堂黎人だけの記憶、自分だけの記憶もあってその違いも楽しめました。劇画に対する著者の批評精神とか、ただコンテンツを受け止め続けたこちらからすればスゴイ!って感じです。また手に入らないコミックスを求めて小学館に乗り込む行動力もサスガ!だから著者は名だたる手塚マニアになり、こちらは一介のファンなのだと納得。しかし、シンギュラリティが議論され人工知能の可能性が理系の領域を超え始めた現代だからこそ、改めて手塚治虫のリベラルアーツっぷりから学ぶことがいっぱいあるような気がしました。急いで第2巻へ!続きを読む

    投稿日:2017.09.22

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