【感想】発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由

栗原類 / KADOKAWA
(50件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
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ブクログレビュー

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  • ありちゃん

    ありちゃん

    「親子なのだから」「家族なのだから」という、個と個の境目を曖昧にするような感覚は、時として自分を甘やかし、相手に負担をかける

    投稿日:2023.09.12

  • ぶん

    ぶん

    とても丁寧な文章。
    本人、母、主治医の3人の目線から状況を把握できるのもきっとこの本の良さだと思います。
    発達障害だけではなくきっとさまざまな人間関係に於いて大切な心構えを学ぶことができた

    投稿日:2023.09.04

  • らんぱく

    らんぱく

    このレビューはネタバレを含みます

    母子ともに発達障害を抱えながら、アメリカで育った栗原類が向き合ってきた人や環境、生き方などを記したエッセイ。

    米国の教育では、他人の行動に口を挟むのは幼稚な行為であり、不利益を被らない限り「同じ立場の人間が避難するのはおかしい」ということを幼少期から植え付けるそう。

    また、何か問題が起きたときに、日本では「とりあえず誰かが謝らないと収まりがつかない」のに対し、米国では「どんなに問題が起こっても誰も謝る必要はない」し、「誰が悪いかなど考える無駄な時間は必要ない」という。こうした考え方の相違も知れ、見習うべきところは多いなと感じた。

    米国の障害についての考え方も同様に、問題が起きたときに多目にみてもらうためだけでなく、問題のない範囲の日常で配慮してもらうために、少しでも多くの人に周知して知ってもらう努力をするよう指導するそう。

    日本では(自分も含め)まだまだ発達障害に対する理解と対応が伴わないが、栗原類が接してきたアメリカは日本よりずっとずっと先を進んでいることが分かる。

    仕事と子育てを両立しながら自他の障害に向き合ったお母さんの言葉は深い。

    俳優が演じる多くの役は、普通の人の役であり映画をみるのは普通の生活を送る人達。その人達を感動させたいなら、普通の生活をして その中の幸せを感じた方がいいから、なるべく大学まで進学して、普通の人と同じ生活を長く続けてほしい、という話にはほろりとした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.11.30

  • miha

    miha

    類くんの視点と、お母さんの視点と、主治医の先生の視点と、友人の又吉直樹さんの視点から書かれていて、
    発達障害がある人はやはり、色んな人に関わってもらうことが何よりも大切なのだな、と痛感した。お母さんの療育がとてもきめ細やかで感動した。個人的には、最後の又吉さんとの対談が好き。続きを読む

    投稿日:2022.08.05

  • ぶーちん

    ぶーちん

    #読了 2022.4.30

    笑っていいとも!とか出てた頃から発達障害なのかなぁとは思っていた。最近は1歳10ヶ月の娘とEテレを見てることが多く、英語の番組に栗原類さんが出ているのを見かけた。英語が上手なのはもちろんだけど、ダンスとかもあって苦手そうだけど全力で頑張ってる姿に陰ながら応援したいなぁと思っていた。そんなときに本書を図書館で見かけて手に取った次第。

    本書に書かれたケースはあくまで栗原類さんの場合かとは思うが、発達障害の方がどんな思考でどんなものが苦手なのか、日常生活でどのようなサポートをしてほしいかどのような理解でいてほしいか、そのあたりが具体的によく理解できた。
    私の心象として、一般的にモデルの人とか容姿端麗な芸能人とか、もちろんそういう世界は苦労も多いし、努力もしてると思うけど、小さい頃からモテたんでしょ?と思うと、自分が容姿にコンプレックスがあることでの心労や他人から得られる自己肯定感に差があるだろうなとなんとなく共感したいと思えなかったのだけど、栗原類さんの発達障害という大変なハンデキャップに対する考え方や取り組み方を知って、心からその努力を労いたい気持ちになった。

    そして、何よりお母さん(泉さん)がとにかくすごい。なんなら正直、本人よりお母さんの方が苦労しただろうなと思う。こんな考え方ができるなんてどんな生い立ちの人なのだろうと思っていたら、「ブレない子育て」という本書と対になるようなアンサーになるようなものが出版されてたのでそちらも引き続き読むことにする。

    ◆内容紹介◆
    母、主治医、友人・又吉直樹氏のインタビューも収録
8歳で発達障害と診断された僕が、なぜ自分の才能を生かす場所をみつけて輝けるようになったのか。同じ障害がありながら、いつも僕を信じて導いてくれた母。そしてアメリカの「発達障害」に対するおおらかな環境と、学んだ英語が自信を持たせてくれたこと。されて嫌なことを人にはしないと決めた、人として愛される生き方など。ADDの特徴である衝動性を抑え、苦手なコミュ力を克服し、モデル・タレント・役者として歩んできたこれまでの道のりを語る。母、主治医、友人・又吉直樹氏のインタビューも収録。誰もが輝けるヒントがみつかる!
    続きを読む

    投稿日:2022.05.15

  • brazil-log

    brazil-log

    「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」https://www.kadokawa.co.jp/product/321508000379/ 業務上必要で読んだ本の1冊。これは本当に良書で多くの人に読んでもらいたい、特に後半の類さんのおかあさまの部が素晴らしい。親の聡明さってのは想像以上に大事だな。そしてUSの教育現場と日本の現実の落差よ。。(おわり続きを読む

    投稿日:2021.10.13

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