【感想】11/22/63(下)

スティーヴン・キング, 白石朗 / 文春文庫
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
10
5
3
0
0

ブクログレビュー

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  • こまいぬ

    こまいぬ

    このレビューはネタバレを含みます

    ケネディよりもオズワルドよりもセイディーなんよ。
    この女性のまぁ、魅力のあること。
    S.キングの作品に登場する女性はどれも魅力的。
    その中でも1,2を争うぐらいのキャラクターでした。

    エンディングはオリジナルも読みましたがやっぱりこっちがいい!
    オリジナルだと第六部は丸ごとなかったってことやろか?


    キングが褒めるジャック・フィニィの「ふりだしに戻る」はぜひ読んでみたい。

    大大大満足です。

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    投稿日:2024.01.24

  • まるる

    まるる

    下巻は一気読みでした。

    もしケネディ暗殺がなかったら...から
    始まった物語ですが
    ただひたすらに主人公ジェイクと
    セイディーの壮大なラブストーリー
    だったんだなと。

    読後が切なくて。
    たまらない気持ちになりました。

    切ない感じは、グリーンマイルに似てます。
    キングはこういう作品もよいですよね。
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    投稿日:2023.11.18

  • とり

    とり

    このレビューはネタバレを含みます

    中巻でダレたのが嘘のようにあっという間の下巻でした。
    いくつかのパターンでの結末を想像しながら読み進めたけど、ちょっとキングらしからぬ終わり方だった。
    小さく綺麗にまとまりすぎたなと思いつつあとがきを読んだら、どうも息子のアイデアを取り入れたらしい。
    キングだったらもっと荒々しさと若干のイタズラ心が残る結末だったんじゃないかな。あともっと、いやかなり蛇足ぎみに書いてたと思う。
    HPでキング版エンディングが読めるらしいので気が向いたらチェックしよう。
    ただ、結末にいたるまでの過程、終盤ラッシュは文句なしに面白かった。
    いつも以上にエンタメ性が出てて、長大な小説だけどほぼこのまま脚本なしでもハリウッド映画にできそうだなと思ってたら、すでにドラマ化されてましたね。
    そして本作もダークタワーシリーズの1つだと思われるので、あわせて読むと"紐"理論への理解が深まるのではないでしょうか。
    奇しくも主人公の名前がジェイクというところも共鳴現象でしょうね。

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    投稿日:2023.07.25

  • はるた

    はるた

    タイムリープ物の作品は数あれど、そういう解釈で来ますか。といったところ。
    ロマンスを挟みつつ、だらだらときて結論だけ読めればいいかなという作品だった。

    投稿日:2022.03.27

  • kto1906

    kto1906

    このレビューはネタバレを含みます

    ついに完結。長い話だが尻上がりに面白くなった。
    キングおなじみの、フィジカルな苦痛の生々しい描写あり、それでも頑張るガッツあり。
    終盤の、JFKが助かった世界はあっさり書かれていたがなかなかに悲惨。アメリカ現代史はロクでもない結果を引き起こしたけど、さらにもっと悪くなる可能性もあったんですよ、ということか。
    100%のハッピーエンドではないが、それでも少しの笑顔が生まれる、そんな結末。

    ドラマも一気見。だいぶ端折ってありダレる暇なく最後まで突っ走る。衣裳や車へのこだわりが凄い。お金かけている。

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    投稿日:2022.03.03

  • ko2ba

    ko2ba

    このレビューはネタバレを含みます

    文庫本で3巻構成の超大作であるが,特に後半は加速がついてほぼ一気読み.

    ケネディ暗殺を阻止するべく過去に向かった主人公.だがそこは一癖も二癖もあるキングのことなので,単純なタイムトラベルではない.過去に向かう際の到着時間は,必ずケネディ暗殺の約5年前に当たる同一時刻,同一場所なのである.そのため,ケネディ暗殺を阻止するためには,それまでの5年間,その時代を一般市民として暮らさなければならない.主人公は現地で高校教師として日々を過ごしながら恋をして.かつ,オズワルドの狙撃を阻止するための準備を進める.
    一方,過去を改変しようという試みに対しては,超越的な力(キング的!!)が色々な方法で邪魔をはかる.

    上巻の感想欄にも書いたが,ケネディ暗殺というのはアメリカ社会に対して大変な衝撃を与えた重大事件である.これにてアメリカの第二次大戦後の幸せな時代は一区切りを迎え,夢を失い,ベトナム戦争の泥沼に引きずり込まれてゆく.むろん,ケネディが存命であったらベトナム戦争が起こらなかったかどうかは判らないが,大多数のアメリカ人がこの2つを結びつけて考えているのは事実である.これが主人公がケネディ暗殺をどうしても止めなければならない理由である.ヒトラーがいなかったら第二次大戦は起こらなかったかもしれないし,誰か別の人間が同じように第二次大戦を起こしたり他の民族や他の国の人を大量虐殺したかもしれないけれど,とりあえずはヒトラーを暗殺しに行きますよね.

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    投稿日:2021.12.23

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