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堀内厚徳 / 別冊少年マガジン (1件のレビュー)
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『黒犬』の優樹
第一回を読んだ瞬間だった、電撃に身を撃たれたような衝撃で膝が落ちそうになったのは とんでもない新人漫画家が出てきたものだ、と戦慄したのを今でも覚えているし、今巻を読んで、その思いは強くなった 帯の煽り…文句が、またレベルが高い!! キャラクターや背景をひっくるめた画の質そのものは中の上と言った所だが、設定や全体的なパワーは別マガの中でも上位に入っているんじゃないだろうか 東京住人のイカレっぷりのシーンから伝わってくる、嫌悪度の高い恐怖が半端ない 一体、誰がこの少女を悪と責められるだろう・・・彼女はただただ、日常をモヤモヤを抱えて生きながら、恋に恋してた『普通』の女の子であっただけなのに 人間、本当に大事なモノを失ってしまうと、簡単に壊れてしまうし、簡単に壊す事を望んでしまう だからこそ、あえて、私は彼女の耳元で言ってやりたい、「一時の怒りに任せて、全人類の死を願ったお前こそが、邪悪中の邪悪だ」と 冒頭にどう繋がっていくのか、繋げられるのか、不安はあるものの、第2巻の発売は大いに楽しみに出来る。2巻の帯の煽り文句が、1巻のモノを超えられるか、も楽しみの一つ続きを読む
投稿日:2012.12.31
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