【感想】ちづかマップ

衿沢世衣子 / 講談社
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 電子王

    電子王

    街ブラ女子高生のお話。

    尋ね人探偵を生業とするおじいちゃんの手伝いをしがてら
    街を歩いて歴史や文化にひたる5つの物話。
    本郷では文豪と古地図を頼りに人探し。
    南麻布では天ぷら屋を手がかりに絵画探し。
    浅草では今は無き凌雲閣が存在した場所の特定。
    鶯谷~日暮里間では様々な書体について学び、修悦体に感動し
    京都では御朱印を集めるべく全150のお寺のうちの10箇所巡り。

    神保町で古地図を買ってきてそれを頼りに街を歩きたい。と思う程に面白い。
    美食巡りや観光スポット等のありきたりな要素はあえて避けて
    ニッチな部分ばかりを鋭く突いてくるのがとても新鮮で心地良いです。

    ちなみに鶯谷~日暮里間でのお話では
    修悦体の生みの親である佐藤修悦さんが登場します、必見です。
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    投稿日:2017.10.02

  • usugeman

    usugeman

    このレビューはネタバレを含みます

    衿沢世衣子というマンガ家は、じつに魅力的な作家だ。
    これほど、独特の魅力的な作風を持った作家は珍しいと思う。
    そんな彼女がまたまた素敵な世界を作り出した。
    しかも、そこにドキュメンタリー的な手法が組み合わされることで、
    その世界のリアリティーと、純粋なフィククションだけに頼らない広がりと説得力、さらにちょっとだけ実用的な情報を合わせ持たせてしまった。
    またもや、なるほど、と感心するのだった。
    すでに、俺の中で、とっても大好きなマンガ! となってしまった。

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    投稿日:2011.06.10

  • rain

    rain

    (目的はどうあれ)地図を片手に町並みを尋ねて行く作品です。歴史を追ったり知らない文化に触れたりという探す楽しみが随所に出ています。御朱印帳とか巡ってみたくなります。それから日常のなんでもないやり取りが面白いのはさすがだと思いました。些細な会話が楽しい、そんな作品です。続きを読む

    投稿日:2011.01.03

  • おーい粗茶

    おーい粗茶

    地図娘ちづかとめぐる街歩き。本郷の住宅地の路地のひだまりの感じとかヨダレがとまらないくらい好き。「散歩もの」が好きな人なら絶対好きな作品と思うが、5話しかないってのはさびしすぎる! 

    投稿日:2010.05.24

  • hi-chang

    hi-chang

    ちづかに引っ張られるように眠っていた好奇心が目を覚ます。地図を持って街に出よう。あっちこっちどんどん歩けば、きっともっとドキドキする。

    投稿日:2010.02.01

  • sundaymondays

    sundaymondays

    地図好きの女子高生が、いろんな街や人を巡るお話。
    それぞれの街の風景にわくわくする。秋葉原の看板多くてごちゃごちゃしてる感じとか浅草・仲見世通りの商店が並び賑わっている様子とか、両国や新宿東口の見慣れた建物とか。このわくわく感って、柴崎友香『その街の今は』を読むときみたいな感じ。
    登場する人たちのキャラクターも、新しいものも古いものも軽やかに取り入れて否定しない価値観もいい。
    続きを読む

    投稿日:2010.01.24

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