【感想】若田光一 日本人のリーダーシップ~ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験II~

小原健右, 大鐘良一 / 光文社新書
(12件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 1330415番目の読書家

    1330415番目の読書家

    あくまでも若田さんを取材した記事だが、リーダーシップとは何かというのを、時系列を持って考えさせられる。どんな職種でも程度の差こそあれ共通しているのかなと思う。

    投稿日:2022.03.13

  • die Lorelei

    die Lorelei

    図書館で借りて。コマンダーを輩出することがそんな重要視されているとは今まで知らなかった。油井さんが選抜された時のこともリアルタイムでは興味がなかったのか記憶になく。

    ISSで通用する日本型リーダーシップとは?という観点でまとめた本だが、その点は抽象的な話でもあり、新書一冊の限られた紙面では説得力を持たせるのが難しいように感じた。

    若田さんのT-38訓練の話が印象的。
    帰りの車の中で涙が出てくるという話。
    壁にぶつかってもがいている時に試行錯誤の中で成長する。自分で苦しんで体得した「対処法」は次の壁にぶつかった時にも役に立つ。

    油井さんがやたらと自衛隊のエリート!次代の期待の星!みたいな書かれ方をしていたのも印象的。

    外からの視点も面白いけれど、私は宇宙飛行士自身の言葉を聞く方が興味あるかも?
    若田さんご自身が書かれた本も読みたい。
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    投稿日:2021.04.11

  • Haru

    Haru

    2011年、日本人宇宙飛行士の若田光一さんが、日本人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)のコマンダー(船長)に抜擢され、搭乗までの訓練の様子や選抜の経緯などが詳細に書かれた本。
    船長として必要な能力を身に着ける為、様々な課題にぶつかりながらも懸命に取り組み、乗り越えていく姿に、とても勇気づけられます。
    リーダーとして強くチームを引っ張る一方で、調和も大切に、相手の立場も思いやる。若田さんならではの「和のリーダーシップ」。ある意味、日本人らしいリーダーシップの1つの理想形かもしれないと思えました。若田さんの謙虚で誠実な人柄はNASAの職員達からも非常に人気があるというのも何だか嬉しかったです。
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    投稿日:2021.02.20

  • シュウト

    シュウト

    若田光一さんが国際宇宙センターの船長に就任し、フライトを目前にした緊急対処訓練の取材を通して、日本人のリーダーシップについて記す本。

    NASAの管制官マイク・ジェンセンの言葉が、印象的。
    「同じ目標に向かう時、チームの優先事項の共有が何よりも重要。リーダーは時に仲間のペースに合わせて、全員が同じレベルで状況を把握出来るように説明しなければならない。」事態の深刻さや優先度を理解して始めて自発的に行動出来る。
    若田さんのリーダーシップは、和を大切にする日本人ならでは。率直に物言うアメリカや欧州の文化ではないリーダー像。
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    投稿日:2020.06.16

  • xasquithx

    xasquithx

    2011年、宇宙飛行士若田光一氏が日本人で始めて、国際宇宙ステーションの船長に選ばれた。筆者は、そのミッションが始まるまでの約一年間密着し、”NHKスペシャル 日本人船長(コマンダー) 宇宙へ~若田光一の挑戦~”というテレビ番組を制作した。本書はその取材を通して若田氏から学べる、リーダーの資質について記したものである。

    率直にいって、残念ながら内容が薄く、NHKの映像で十分だと感じた。

    宇宙飛行士は、体力・知力・人間性で類まれな能力を持ち、努力を惜しまない、選ばれし人々である。若田氏が優秀といえども、その猛者揃いの中では、卓越した存在ではなかった。その若田氏が船長という困難な任務を担うために、訓練し苦悩し努力する姿は感動的だ。特に、地上に作った宇宙ステーションの実物大模型で行う緊急対処訓練は、緊張感が伝わってきて、ミスをするたびにこちらがひやひやした。ただ、この様子は、NHKスペシャルを見た方がわかりやすいだろう。
    そして、リーダーの素質として、和の精神を大切にする”協調型”が大切で、さらに場合によってはピンポイントの”トップダウン”を採用するのが重要と結論づける。これは、ありきたりだ。他の宇宙飛行士と比較するなどして、もう一歩踏み込んだ洞察が欲しいところだ。
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    投稿日:2016.10.19

  • まちるだ

    まちるだ

    日本人初の国際宇宙ステーション(ISS)船長となった若田光一さんが船長に選ばれてから任務につくまでの過程を綴った本。
    なぜ船長に選ばれたのか、日本人ならではのリーダーシップ論、和を重んじてどのようにリーダーシップを発揮するかが書かれていた。ISSの仕組みや訓練の様子もわかりおもしろかった。続きを読む

    投稿日:2016.03.28

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