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花房観音 / 光文社文庫 (5件のレビュー)
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あの鐘を鳴らすのはゴリラ
生死とエロスは親和性が高いなあと改めて感じた 表と裏があるのはずる賢いとかマイナスなイメージがあるけど、本音と建前を使い分けて相手も自分も気持ちよく物事を進めるのはむしろ理想的じゃないかと思った あと…純粋に京都に行きたくなりました続きを読む
投稿日:2023.09.10
pokke
京都の祭りを舞台に描かれた6つの官能短編集。著者が女性だからか、露骨ないやらしさはない。どの話も女性には芯の強さがあり、男性優位に立たせているように見せかけながら、女性の方が一枚も二枚も上手である。女…性である私は読後感スッキリといった感じだけど、男性はどのような感想を持つんだろう。続きを読む
投稿日:2023.02.04
パラボス
2017年、5冊目は、既に今年2冊目の花房観音の官能短編集、『~まつり』シリーズの第2段。6編収録。 今回は各々、簡単に触れておきましょう。 「かにかくにまつり」引用登録した冒頭がまずはイイ。花街…に生きる女と、お坊っちゃん上がりの約20年の時を経ての再会は……。 「七夕まつり」年に一度の逢瀬を重ねる、W不倫の男女。男の妻にソレがバレてしまう。他とオチの毛色が少し異なる1編。 「義士まつり」かつての職場の先輩であった男の妻であり、同級生で憧れの女性と、40代独身男の物語。様々な点で、このシリーズでは異色。 「節分まつり」小説家の男は、かつての文芸サークルの後輩をモデルに作品を発表していた。そして、彼女と再会する。この話の前後の男の作品を、スピンオフで書いてくれないかなぁ。 「あじさいまつり」男と、かつての妻、現在の妻の不可思議な関係とは……。コレはやられた。というコトは、おそらく、自分がこの主人公に近い身勝手&鈍感なのかもしれない。 「時代まつり」亡き父の実家の処分に、京都へ赴いた男は、時代まつりの行列の中、ある女性に見つめられた。ミステリーフレイバーだが、オチは想定内。 全体として、前回の官能場面のヴァリエーションの少なさは、やや解消されているし、並びもシックリ。ただし、官能描写は、更にパターン化され過ぎた印象。コレは「あとがき」からの個人的見解だが、もしかしたら、官能描写をパターン化するコトで、その(官能場面)後のエンディング、オチをより印象付けようとしているのかな(?)。 匂い立つような官能場面は健在も、前述のようにパターン化され過ぎて、やや食傷気味。今回はお得意の情念系も控え目。ただし、男の能天気さ、鈍感さ。女のしたたかさ、狡猾さ。が良く出ている。 総合で、★★★★☆評価はややオマケ。続きを読む
投稿日:2017.01.17
tantan
結構よかった! そして、やっぱり女はコワいのだった!ww 誰かに読ませて、エロい気分にさせたい・・・ような?w
投稿日:2016.12.30
610@活字中毒
このレビューはネタバレを含みます
雅やかで妖しい古の都、京都。彷徨う魂を鎮めるかのように繰り広げられる数多の「まつり」。再び出会うことを運命づけられた人々は囃子に誘われる。表題作を含む6つの連作官能短編集。どの作品も京都のまつりをテーマにしている。すごく切なくて、読んでいてつらい。だがしかし、性的描写の部分はワンパターンなので何作品も読んでいると若干、飽きてくる。
投稿日:2015.10.30
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