【感想】妖女のねむり

泡坂妻夫 / 東京創元社
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • Tonoen

    Tonoen

    謎をてんこもりにして走る物語は夢中で読んだが、タネをロマンと見るか非現実と見るか……。渋く枯淡な雰囲気は、米澤穂信が影響を受けているのを感じる。

    投稿日:2020.02.26

  • toca

    toca

    このレビューはネタバレを含みます

    丸善150周年記念復刊で購入。
    『前世』というオカルトそのもののモチーフを扱いながら、全てに合理的な説明が成される終盤は圧巻。
    最初に刊行されたのは1983年と、けっこう古いのだが、この『古さ』というのは本書の場合、良い方に作用していると思う。

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    投稿日:2019.02.14

  • SHIRoKURo

    SHIRoKURo

    夢見心地とはこのことだろう
     輪廻転生によって、運命の再会を果たした真一と麻芸。前世から現世、そして来世へと時は巡っていきます。波乱の展開を経て、様相が大きく変わりますが、夢から醒めることはありません。再生の先に待つのは、奇跡か、それとも悲劇かーー
     氏の才が集結した幻想ミステリの極致。
    続きを読む

    投稿日:2018.02.17

  • mamalaider

    mamalaider

    導入の樋口一葉の遺稿というフックにまずグッときた。転生についてのタネ明かし、そして思想にとり憑かれたあの登場人物周りの描写が最後カチカチとハマって一つの絵になるような謎解きにグワーってなりました。ラストも美しい……続きを読む

    投稿日:2016.07.09

  • Pukasan

    Pukasan

    「生まれ変わり」をテーマに据えつつ展開される前半はとてもロマンチック。前世では不幸があり結ばれなかった二人が、前世の謎を探るうちに明らかになる事実。
    ラストでの怒濤の解決編と、しっとりと締めるラスト1行。素敵でした。続きを読む

    投稿日:2016.04.01

  • 浮舟

    浮舟

    このレビューはネタバレを含みます

    樋口一葉の反古紙から、20年前の心中事件が絡み、そのまま行ったら、因果は巡る黙阿弥歌舞伎のようだ(解説で連城氏は南北だと書いている)転生の物語はロマンチックではあるが、皆が皆、あっさり信じてしまうのも妙だと思ったら、もちろんその辺はしっかり回収。全てのピースが収まるところに全て収まる手際の鮮やかさは見事。最後の最後で、主人公の既視感の理由も解り…本当に一行たりとも無駄な記述はないのだなぁ。さすが泡坂先生だ。

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    投稿日:2015.04.03

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