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渡邉哲也 / PHP研究所 (2件のレビュー)
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「おやっさん」
1969年生まれで、若いころ、貿易会社に勤務し、独立後、複数の企業経営に携わったという経歴の著者が語る。お金にまつわる世界経済政治分析である。 以下、章ごとに私が気に入った項目を挙げておく。 第1章 …変わりゆく日本と世界の「戦後」 「日本型価値観」の輸出で栄える日本 八月五日は朝日新聞の「敗戦記念日」 かくして日本の「戦後」は終る 第2章「グローバリズム後」のマネーの流れ 「グローバル企業の租税回避叩き」が始まった 「架空資産」「仮名口座」「租税回避」は許されなくなる 円安がもたらす「好循環社会」とは何か いまだに金本位制の思考にとらわれている人たち 第3章「孤立する中国」と新たな世界の枠組み 中ロに軽くみられているオバマ政権の内情 中国とイギリスの思惑、日本とアメリカの言い分 ADBの強化でAIIB潰しに動いた日本 東西文明の交差点・アゼルバイジャンでの外交駆け引き 「日本を取り戻す」外交が再始動 第4章 日本経済の復活で「お金」の流れはこうなる 「消費マインド」をどう喚起していくのか 過疎化が進む地域のコミュニティをどう推進するのか 日本は自らの持てる「強み」を見直せ 一人あたりの付加価値を上げれば人口減少も怖くない 国益を懸けて戦うスピリットを取り戻せ 以上のようなことであるが、日本のトップが世界各地の国際舞台で発するコミットメントの裏の裏を読む。 金を介在させ、交易を生業としていた人種の生命線は、質の高いインテリジェンス、リスクマネジメント、ポートフォリオだ。 筆者の経験から蓄積されたノウハウで書かれた本書。いつもいうようだが、ステレオタイプの安直な情報に辟易している者にとっては、新たな視点を感じさせてもらったということで、満足いたしました。続きを読む
投稿日:2015.12.17
midosuke2
世の中で起きてるニュースの解説本。 自分にとってちょうどいい言葉で書かれてた 中国・韓国との周辺諸国の話 アメリカのリーマンショックの話 日本の円安の話、AIIBの話
投稿日:2015.10.09
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