【感想】新自由主義の自滅 日本・アメリカ・韓国

菊池英博 / 文春新書
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ペラート

    ペラート

    このレビューはネタバレを含みます

    ケインジアン・反自由貿易の立場からの新自由主義批判。日本の財政状況に対し、通説に比して楽観的。筆者によれば、政府債務は、それ自体の額ではなく名目GDPに対する比率により大きさを計るべきとしている。つまり、緊縮財政により赤字債務そのものの縮小させることだけでなく、名目GDPを増大させる財政出動(とそれを支える緩やかな金融政策)も、巡りめぐって財政均衡化に資する政策であるということだ。筆者によれば、前者は歴史的に失敗してきたという(筆者は、大恐慌など極端な例を挙げている)。後者のみが、デフレ脱却と財政均衡化に資すると結論づけている。この考え方は、個人的には新鮮に感じた。
    なお、政治的には反・脱アメリカで漸進的な軍拡し、中韓を刺激せず共存…というスタンスのようだ。とにかく、アメリカ脅威の論調(新自由主義を押し付けて富を収奪)が強い。その身近な犠牲者として韓国を扱っている。

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    投稿日:2021.06.20

  • andalusia0705

    andalusia0705

    経済学者の言う理論とは推論か予想にしか思えない。著者は安倍政権の取る経済政策には反対の立場。その理由を過去のデータ、事例を分析することで語っている。これだけ読むとそうなのか!と思ってしまう。経済政策に絶対や特効薬は無いのだろう。他の学問と比較し遅れを感じる。続きを読む

    投稿日:2016.01.05

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