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和久井香菜子 / KANZEN (9件のレビュー)
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nira1013
社会学専攻の女性ライター(ただし、マンガ制作関係者ではない)が、数々の少女マンガを題材に取りながら、恋愛における女性心理をおもしろおかしく解説する著作。 必然的に男性向けに描かれた書籍だと思う(多分)…。 確かに、少女マンガで描かれるヒロインの行動原理、シチュエーションなど、現実を誇張しただけで、女性心理の核心を突いた描写は結構多いのだろう。 しかし、それを手本に女性にモテる理想の男性になろうとすると ・女性を常に褒め讃え、無償の愛情を注ぎ続ける。 ・セックスは決して自分の欲求を押し付けることはしてはいけない。 女性に宿っている悪霊など浄化するために必要ならOKw。 ・ときどき、ピンチに陥って、無理チューをしてあげること。 (これは、女性のアゴをクイッとつまんで、キスをすることで代替可能とのことw) 等々、大変に現実離れした(男にツライ)二人の恋愛関係が待っている。 世の女性たちには、男に対して大変な妥協をしていただいていることになるのか。 図書館で借りました。続きを読む
投稿日:2018.10.29
アイネクライネ
『BLACK BIRD』(桜小路かのこ,小学館,全18巻)という少女漫画が絶賛連載中だった頃、コミック派の私はとにかく続きが気になって気になって、先取り情報を集めよう!と、たどり着いた作者のブログで紹…介されていたのが本書だった…と記憶している。 タイトル通り、少女マンガで乙女心のツボを読み解こう~という試みの本。 こうして改めて見てみると、少女漫画って、なんて女に都合の良いつくりになっているんだろう!笑 ほとんど身勝手な妄想すぎて、真面目に読み解くとツッコミどころ満載だよ!!笑 とくに、『ストロボ・エッジ』(咲坂伊緒,集英社,全10巻)の最初のエピソードとか、あれは蓮くんがイケメンだったからゆるされた話だったんだなとw 漫画読んでる時は、主人公・仁菜子の気持ちに大いに共感して(というか肩入れして)、彼女でもない人への贈り物は趣味も分かんなくて買うの苦労しただろうなぁ~とか思って、きゅんきゅん♥しとったけども…たしかに冷静に考えてみれば、アンタそれ本当に似てるヤツ探したんかい!?って思うわ。なんかあるでしょうよ、苺でもバナナでも。せめて同じフルーツ系統のストラップ買おうよ。笑 …とまぁ、こんな感じで少女漫画と乙女心について延々語られているわけでして。 だけど、少女漫画ネタをいざ現実に実行する~というのは、かなりハードルが高いと思うなあ。 乙女心は複雑で、それこそ女の数だけ違いがあると思ってもらって差し支えないかと。笑 まぁ、こっちとしても「南ちゃんを見習え!」とか言われたら、いや無理だからw~って返すしかないんだけどさ。続きを読む
投稿日:2017.07.23
あんず
実は、随分前に読み終えていたこの本。 もう一度読もうかと思っていたけど、読めないまま 返却期限がきてしまいました。 少女漫画にみる乙女心をくすぐるツボを 紹介してくれてます。 乙女じゃないまでも…、女性である私が読むよりは 世の乙女たちの心を理解したい、または 振り向かせたい子がいるという男子、男性諸君が 読むほうがいいんだろうな。 男性向けに書かれているように思えます。 女子には、それは言うまでもなくそうだよね、 ということが満載です。 そうかな?と思うこともあるけど。 懐かしい漫画の話も出てくるので、知ってる漫画が 出てくると、「そうそう、そうだよね」とうれしくなります。 ひとつひっかかる事が・・・注釈が若干うるさいです。 なんか、面倒。 すっ飛ばして読んでも、特に不都合はないので もし面倒なら飛ばしましょう。 この本を読むと、古い少女漫画も読みたくなります。 今度京都に帰ったら、マンガミュージアムに3日間くらい どっぷりこもることにします。続きを読む
投稿日:2012.05.11
こっこっこ
とにかく面白い。笑いながら読んだ。 著者のユーモアと突っ込みの鋭さと言葉の選び方がなんとも絶妙でした。 少女漫画少年漫画両方読みながら育ちましたが、あの頃何気なく読んでいたマンガが自分の考え方にどう…影響してるかわかったような気がする(笑) 少女漫画がどう構築されているかがわかります(笑)たぶん(笑)続きを読む
投稿日:2012.01.21
有坂汀
「“乙女心”をつかむには、少女漫画を読めばいいのです。」この衝撃的なコピーから、この本を読み始めました。いろいろと参考になることが多く、面白かったです。 この本を読むきっかけになったのは僕もそろそろ、…というか完全に手遅れなことは承知の上で、それでもまだあがいてみたいと思い、読んでみることにいたしました。一読してわかったことは、僕がいつも親しんでいる世の中を裏側から暴く漫画や、ヤングアニマル系の漫画とは180度違った世界が展開されていて、こういうものを皮膚感覚で理解しなければ、乙女心を理解できんのかとまた少し暗澹たる気持ちになりました。僕はここに掲載されている漫画を「ベルサイユのばら」以外はほとんど知りません。ですので、解説を読んでも作品の世界観がつかめなかったので、ずいぶんと難儀しました。 特に理解できなかったのは男女の場で「いざ鎌倉!!」という場面でも決して男はサカってはいけない、というところで、これには正直、 「どうすればいいんだよ…」 と読みながら突っ込みを入れてしまいました。この本にいわく、女性は自分のことを「女」として見られるのはいいけれど「欲望の対象」として見られることには我慢がならんのだと。この微妙な「差」が乙女心ってやつなのかいなと読みながら思ってしまいました。 これから少し僕は、少女漫画を見倒して、乙女心、というものが肌で感じられるように精進していきたいと思います。とりあえずは先日読んで挫折した「きみはペット」からいって見ようと思っています。今後僕が向き合っていかなければならない女性はああいう女(ひと)たちだろうと思うから…。続きを読む
投稿日:2011.11.24
ズゴッ子
藤本論文のあとだからか、チープな運びにガックリ。若いひとを意識してか、最近の作品が多いが、軸も内容もとっちらかっていて、得るものはなし!
投稿日:2011.10.12
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