【感想】誓約の代償 ~贖罪の絆~

六青みつみ, 葛西リカコ / リンクスロマンス
(10件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
4
5
1
0
0

ブクログレビュー

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  • じゃねこ

    じゃねこ

    このレビューはネタバレを含みます

    魔獣と戦う聖獣と対の絆で結ばれる騎士のいる混沌とした世界
    対の絆を結ぶ繭卵を巡る人間の強欲により振り回され、真の愛を見失うインペリアル聖獣、リュセランと対の絆を信じるが故にお互いを傷付けてしまう皇太子嫡男、ギルレリウス
    すれ違う想いに涙でした

    対の絆を信じ、リュセランを愛しているのに、自信が愛を知らずに育ったため、愛し方を知らないギルレリウスが切なく、本能で本来の対の絆を求めるリュセランが痛ましくて。
    六青みつみ 先生の切ない世界にどっぷりハマった後の、生まれ変わりに救われました。
    胸が痛った・・・

    #誓約の代償
    #六青みつみ https://t.co/QE1wTvWj7h

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    投稿日:2021.02.07

  • ともとも

    ともとも

    悲しい出来事をさらに悲しいことで補おうとしている結果。さらに悲しい出来事が起こってしまいます。
    でも、最後は心洗われ、かつみんなハッピー。心底よかったなと思います。
    前作とのつながりが密すぎてスピンオフとは思えませんね。続きを読む

    投稿日:2013.07.03

  • tomilk

    tomilk

    もふもふ第2弾は前作(発表は今作の方が先)のスピンオフ。
    前作と複雑に絡み合った展開のため比較しながら読むと楽しさ倍増。
    前作以上に切ない展開で、ハラハラドキドキ、物語の世界に引き込まれる。
    書下ろしはメロきゅん。
    ★4つ。
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    投稿日:2012.08.05

  • ユキマル

    ユキマル

    ケモミミ・もふもふファンタジーBL。内容はシリアスですが、六青先生のファンタジーに特徴的な他者による受の凌辱シーンはありません。すれ違いカップルの悲恋ですが、最後はちゃんと結ばれます。小説リンクスによると、2つの月の運行表から騎士のローテーションまできっちり設定を作り込んでおられるとのこと。だからこその作品なのですね。続きを読む

    投稿日:2012.07.23

  • usamomo21

    usamomo21

    まさに前半は陰でしたね。誰が悪い訳でもないのに、なんかとても可哀相なお話だったな。誰もの真実を語っているのに、その真実は曲げてしまったのはあの皇帝。自分の罪ではないけれど、罪として受け止めたギルがすごく切なかった。たしかにリュセランは可哀相なんだけれど、私はそれ以上にギルが可哀相だった。 前作読んだ時はギルは酷い奴?なんて思っていたんだけれどね、今回は真実を知ってなんだか切ないね~。続きを読む

    投稿日:2012.07.14

  • 白薔薇

    白薔薇

    皇太子の第一王子ギルレリウスと「対の絆」の主従関係を結んだ最高位の聖獣リュセラン。インペリアルである彼は神々しいまでに美しく最強である筈だったが、孵化の時に様々な思惑から一日放置されていた事が原因で身体が弱い。
    ギルレリウスは大切に大切に真綿に包む様に愛して育ててきたのだったが、ある日皇帝の第二王子がリュセランに悪意のある不用意な発言をする。
    本当の「対の絆」はヴァルクート王子でギルレリウスはそれを強奪したのだと。
    驚愕と真相を知りたいリュセランの胸に今まで感じた事の無いギルレリウスへの不信感が募る。
    リュセランを愛するが故に暴挙に走ってしまうギルレリウスの心情も痛い。
    お互いに寄り添って愛し合っていた二人に生じた亀裂は王家存続の為の汚い思惑から。
    リュセランが熱を出すとつきっきりで世話をするギル。
    周りからはその怜悧な容姿で冷たい男だと思われているが、リュセランを想う気持ちは誰よりも熱い。
    二人の関係が微妙な中、帝都に魔獣が攻めて来る。
    一度は体調の悪いリュセランの為に例え自分の立場が悪くなろうとも断ったギルレリウスだったがムンドウス級と呼ばれる強大な魔獣が三体も現れ出動を余儀なくされる。
    反魂酒と呼ばれる死者をも生き返らせる反面きれた時の反動の強い薬を飲んで二人は出動する。
    激しい戦いの最中もリュセランの身体を気遣い、自ら囮となってリュセランを守ろうとするギルレリウスに今まで抱えていた不信感が消え去りギルを愛している事に気が付くリュセラン。
    それは自分の命と引き換えにしても守りたいという強い想い。
    限界の身体で再び反魂酒をのみ静かにギレリウスに言葉を残して飛び立って行ったリュセランは気高く美しかった。
    涙が止まりませんでした。
    葛西さんの描かれるリュセランに寄り添うギルレリウスが本当に美しかった。
    リュセランの残した言葉が現実となりギルも幸せを再びつかめる
    「世界で一番大切な花」も心に残るお話でした。
    小さなリュセが自分の尻尾を持ってギルのベッドに潜り込む姿は微笑ましくて涙ぐんでしまいました♡
    続きを読む

    投稿日:2012.06.11

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