【感想】オン・ザ・ライン

朽木祥 / 小学館
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • Kazuko Ohta

    Kazuko Ohta

    暑くてたまらん今日この頃、清々しい表紙に惹かれて初めての作家を。国内外でしょっちゅう児童文学賞を受賞している人らしく、これも2012年の青少年読書感想文コンクール指定図書。

    本を読むのが大好きなのに、文系男子と思われるのが恥ずかしくて、高校入学と同時に誘われるままに硬式テニス部に入部したカン。2部構成で、1部はその高校生活、2部は訳あって田舎の祖父宅で過ごす夏休みが主。

    テニスのシーンは言うほどは出てこないけれど、テニスの魅力は伝わってくる。青少年に推奨したくなる安心の1冊。球も心も、拾って拾って拾いまくれ。
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    投稿日:2017.07.18

  • Rika

    Rika

    このレビューはネタバレを含みます

    活字オタクの主人公、侃があるきっかけで、高校のテニス部に入る。初心者のため、最初は思った通りに出来なかったが、練習に練習を重ねてどんどん上手になっていく。
    憧れの女子、三角関係、ライバルとの競争、高校生の部活ならではの話題は、懐かしさ、胸キュン、いろんな思いが溢れてくる。
    あるとき、自分の不注意で部活の大事な友達に怪我をさせてしまう。そこからテニスが続けられなくなり、侃は心を閉ざしてしまう。
    そのとき、侃が辿り着いた場所は田舎に住む自分の祖父の家。認知症なのかどうなのか微妙な態度のお祖父ちゃんと暮らし、田舎の子供たちと接し、改めて、自分としっかり向き合うようになる。
    美しい田舎の風景は、読んでいて、どんどん想像できた。
    緑色の木々、広い海。これらが、侃のカチカチに凍った心を少しづつ溶かしていく。
    中学生や高校生が読むと、自分と重ね合わせ、無理難題にぶつかったときに、自分の心の栄養剤として、とてもいい本だと思った。
    大人が読んでも、当時のしょっぱさ、甘酸っぱさが味わえる、ザ・青春がたくさん詰まった本です。

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    投稿日:2016.09.07

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