【感想】徳の政治 小説フランス革命16

佐藤賢一 / 集英社文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
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ブクログレビュー

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  • うみ

    うみ

    このレビューはネタバレを含みます

    狂言廻したるエベールが退場。断頭台の露と消える。理屈をこねるよりも直感が正しい事ってのもあるよなあと。そしてダントンが直接止めに掛かるがロベスピエールはもはや…

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    投稿日:2018.10.14

  • tsucchy

    tsucchy

    「共和国フランスを幸福に導くには徳が必要であり、徳を実行するためには恐怖が不可欠である」とするロベスピエール。

    「恐怖」で人は自分を律することができるか?社会のために行動することができるのか?

    しかに法で縛り、法を犯したものを処罰する。それも「恐怖」には違いない。しかし、それでも犯罪はなくならない。
    ましてや社会のために行動することなんて。。。
    「恐怖」は一時的な効果しかもたらさない。
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    投稿日:2015.06.13

  • マイケル

    マイケル

    いよいよ派閥抗争から殺し合いに。如何にして、崇高な革命が、血で血を洗う抗争になっていったか、歴史を見る上で興味深い点である。

    投稿日:2015.04.19

  • kazzash

    kazzash

    前作の粛清だらけの物語から呼吸を置くことなく、次は、ついにあの方のギロチンへ至る物語。
    最期の最期まで、まったくくそったれな男の・・・

    残すところあと2巻。

    解説で知ったのだけども、この小説フランス革命が終わっても、ナポレオンの物語が始まっているらしい。
    単行本化、文庫化にはまだまだ時間がかかるだろうけども、そちらも楽しみだ。

    そろそろまた一巻から読み直してみてもいいかな・・・

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)
    公安委員会に加入したロベスピエールは、共和国フランスを幸福に導くには徳が必要であり、徳を実行するためには恐怖が不可欠であるとして、いっそう強力に恐怖政治を推し進めていた。一方、激しい政争の末、劣勢に追い込まれたエベール派は、公安委員会を倒すべく蜂起を企てるが、あえなく失敗。行く手には革命広場の断頭台が―。革命は理想郷を実現できるのか。苛烈さを増す、第16巻。第68回毎日出版文化賞特別賞受賞。
    ———————
    【著者略歴「BOOK著者紹介情報」より】
    佐藤/賢一
    1968年山形県鶴岡市生まれ。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。99年『王妃の離婚』で第121回直木賞を、2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞を受賞
    ———————
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    投稿日:2015.04.05

  • ちーぺん

    ちーぺん

    対立するエベール派とダントン派、中立を保とうとするロベスピエール。だが、サン・ジュストらはロベスピエールを動かし徳の政治を恐怖政治で実現しようとする。手始めにエベール派を追い詰め、蜂起に失敗したエベールらは断頭台に消える。エベールは死の間際、共和国の滅びを予感し、清廉の士ロベスピエールから腐臭を嗅ぎ取る。続きを読む

    投稿日:2015.03.25

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