【感想】回想のシャーロック・ホームズ【深町眞理子訳】

アーサー・コナン・ドイル, 深町眞理子 / 東京創元社
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
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ブクログレビュー

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  • 祥

    積読してたのに、読み始めると面白くてすいすい読んでしまう。
    ロンドン中の犯罪を裏で画策し、且つ絶対に己の存在を気取らせない天才的犯罪計画者モリアーティ教授や、ホームズが自分よりも推理能力が上だと認めている7つ年上の兄マイクロフトなど、かなり存在感のある登場人物がシレっと出てくる。しかもモリアーティ教授は出てきたと思ったらあっさりとホームズと一緒にライヘンバッハの滝に堕ちて消えていく。「今まで一言もこんなすごい敵のこと言って無かったよね!?」とツッコミながら読まざるを得ない。
    だいたい、この短編集、度々ワトソンが「わが相棒」「わが友」とか、挙句「長年にわたる親密な交際」とまで言ってるのに、モリアーティというヤバそうな奴のことをずっと黙っとったんかい。

    それはそうと、この巻はホームズが探偵になるきっかけになった一番最初の事件のことや、「初歩的なことだよ」というセリフが出てきたり、221Bでの自堕落な暮らしっぷりなどが出てきたりする巻で、楽しい。
    特に、そろそろ片づけない?とワトソンに提案された後に「ほらほら、ここに面白い事件の書類があるよ~」と子どもの意識を逸らせるオカンみたいな行動で片付け回避するホームズや「合点承知」とか言っちゃうホームズまで見られて、ホームズの色んな表情が見られる巻なんじゃなかろうか。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.25

  • OHNO Hiroshi

    OHNO Hiroshi

    「黄色い顔」いつもホームズが完璧に解決する、わけではない、ところも、いい。
    「ギリシア語通訳」でホームズのお兄様、登場。

    投稿日:2023.10.30

  • りゅうちゃん

    りゅうちゃん

    シャーロックホームズの2冊目の短編集.競争馬のシルバー.ブレーズ号の失踪や、ギリシア語通訳、海軍条約事件が面白かった。中にはホームズの失敗話もあるが、コナンドイルが渋々書いたと言われる第2短編集だが読ませてくれます。最後の事件はホームズとモリアーティ教授との戦いが描かれるが、この作品だけいきなり新規キャラの悪の元締めモリアーティ教授が出てきて今まで絡んでなかったので違和感があります。続きを読む

    投稿日:2023.02.16

  • pukuchans

    pukuchans

    本来なら「シャーロック・ホームズの冒険」から読みたかったですが、特に読む順番は気にしなくても良いかもと思いました。
    古い時代のものですが、そんなことも気にならないくらい面白かったです。

    投稿日:2022.09.20

  • 朧櫻

    朧櫻

    ゲームから気になって借りました。「最後の事件」の旅の描写、本当に旅してる気分になれてお気に入りです。

    投稿日:2021.08.05

  • いそきち

    いそきち

    短編集。「黄色い顔」が何回も読み返したくなる感じで好き。お兄さんやモリアーティとか魅力的な新キャラ出てるのに最後の事件では、もったいない。そりゃあ復活するよね。

    投稿日:2021.06.23

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