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牧野修 / 角川ホラー文庫 (5件のレビュー)
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shotanagashima
救いようのないようなグロテスクな物語を、『カラさん』『絶叫マシン』『黒のオリーブ』『箪笥ズボン』『レトルト・マン』5人のコミカルなキャラクターが彩る。 とはいえ本作のグロさはなかなかのもので、よくもま…ぁこんなにも人の悪意を凝縮できたもんだなぁ、と。笑 メールを受け取ったことにより住民たちがいつのまにか狂気に侵されていく感じなんかは、人の醜い部分をまざまざ見せつけられてる感じもあったりしてげんなりしますが(それが好きなのですが笑)、後半には、化け物と化した人間、死んだ猫を操る実の父と戦うホームレス『カラさん』、マンションに巣食う禿親父の怪物などなど、これは一体なんのジャンルなんだと思えるぶっとんだ話でございます。 主人公が街で見かけた”壊れた人々”を観察してネットにあげる『浮浪通信』、ホームレス4人とのヘンテコな会話、メールを受け取った人々に起こる超常現象(祟るパンプスや踊る死んだネコetc)など、ただただ怖いお話ではなく、いろんなジャンルを取り込んだお話ですのでとても読みやすいです。途中から出てくる物知りハカセが語る、超常現象の捉え方がとても面白く、そこも読みどころ。続きを読む
投稿日:2012.08.12
まな
このレビューはネタバレを含みます
この方の本は3冊目。 独特の世界観があります。 ただダークです。ジメジメしたイメージ。 死体を操れる力を手にいれた男が崩壊していく物語。 爽快感はありません。 一応ホラーなんだけど怖いというよりは気持ち悪い。
投稿日:2011.11.25
mumei
この本の解説によると、ノストラダムスの原詩第一行をヘルメスの黄金数列に従い並べると、作者の名前になるそうな。
投稿日:2007.06.11
圭十郎
好みもあるのかもしれないが、凡庸なホラーで終っている作品だと思った。グロや狂気で畳み掛けるタイプのホラー。なぜ街がおかしくなったのかの設定はきちんとあるのだけれど、どことなくいい加減というかおざなりと…いうか…… 分量の割にはパッとせず、インパクトも薄い。続きを読む
投稿日:2006.10.27
けい
近年増えてきた『電話回線に潜む呪い』という題材ではありますが、非常に牧野氏テイストな仕上がりになっております。苦笑いと紙一重のブラックな笑い満載。
投稿日:2005.07.27
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