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北森鴻 / 光文社文庫 (40件のレビュー)
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多坂まこな
現寺男である元泥棒の主人公が巻き込まれる事件を昔のスキルを使って解決しようとしてみたりする…読みやすくてサクサク読めてよかった。
投稿日:2022.12.15
yo-5h1n
未読だった北森鴻さんの作品を見かけたので、手に取った。 元泥棒と、慧眼のご住職、能天気な脇役陣。ラノベの新刊で出しても違和感ないんじゃないかい。 この際、未読の作品をコンプリートしようかなぁ。 北…森鴻さんの作品はブクログを始める前に読んだ本が多いので、『冬狐堂』も『蓮丈那智』も未登録だった。 検索して、新装版が出ていたことに気づいた。うん、やはり今読んでも面白いと思うよね。 解説に、“北森さんはまだ若い”とあり… ああ、惜しい才能を失くしたなぁ…とあらためてしみじみ、というよりしょんぼり。 続きを読む
投稿日:2022.02.16
ふち
ギャグ混じりの連作短編推理物。シリーズ第二作だが、筆者は亡くなったので、もう続編は無い。住職の正体が気になるが、もう想像するしかない。
投稿日:2021.11.27
herbtea
怪盗と呼ばれた過去を持つ大悲閣千光寺の寺男有馬次郎。住職のおかげで表の世界の住人になりましたが奇妙な事件が持ち込まれると昔の能力と人脈を使って事件解決を試みます。といいつつ最後は住職の知恵がものを言っ…たりするのですが。意外と事件は重たいものを扱っていたりするのですがそこを印象深いキャラクターを合わせさらさらっと読ませてしまうのはさすがだと思います。ただそれゆえに逆に長く心に残るという感じではないですね。作品に出てくるお料理の数々は期待を裏切らずに本当に美味しそうです。ああ、割烹十兵衛に行きたい…。続きを読む
投稿日:2019.06.14
うさぎ
京都が舞台の日常系ミステリ短編集でした。なにしろ、京都が舞台ってのに目がないわたし、ハードルをあげすぎましたf^_^;おもしろくないわけではないんだけど…普通。京都が舞台じゃなくてもいいような気がした…し、京都弁やら標準語の使い分けもイマイチだったし、なにより最後が犯人は逮捕されたのか、裏切った組織に報復されたのかが尻切れとんぼの気が個人的にはしました。 続編もあるようなのでいつか読んでみたいです。続きを読む
投稿日:2019.06.13
シスター
このレビューはネタバレを含みます
京都一の貧乏寺・嵐山の古刹大悲閣の寺男、有馬次郎に奇妙な事件が持ち込まれる。 元広域窃盗犯の有馬の直感は鋭く、新聞の記者の折原けいや住職の助言も得、時には裏社会の情報を利用しながら事件を解決していく。 ミステリーですが、かなりコミカルでユーモアたっぷりの連作短編集。 どの話も京都ならではの文化や料理がキーになっているので興味深いです。 非現実なトリックやロジックを使った脱力してしまいそうになるバカミスの話もあるので、物足りなく思う人もいるかも。 「異教徒の晩餐」や「支那そば館の謎」のトリックはどうなんだろう…私はあまり納得できないな~。 大悲閣は実在するそうなので、いつか行ってみたいです。 素材を生かした季節感のある京料理の描写もおいしそうで、読んでいて唾液が出まくりました。
投稿日:2019.03.14
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