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山田風太郎 / 角川文庫 (5件のレビュー)
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デニム・パウエル
面白かった!面白かった!面白かった! こういうの読みたかった。 妖説とは言ってるけど 戦中派作者の怒り エロい場面もあるし幼女が手籠同然なんだけど それに怒る前田慶次郎に 慣れてしまった自分を恥じま…した。 女性がみな硬質な美しさ 『美食家なのに食が細い』は 笑うしかない。続きを読む
投稿日:2020.10.24
ryokutya87
一片の漏らしもなく秀吉の物語を読みきった、という錯覚に陥らせてくれる大傑作。歴史にさほどの興味も知識も無い私であるが、戦国の世の無情と人の心の無情と、肉体の無情と、孤高の雄の無情とに、このちっぽけな心…は今、千切れんばかりに締め付けられる。 すべてはただたった一人の女性への恋慕のために、という奇想で歴史を見れば、案外それこそがただひとつの回答のようにも見えてくる。 ともすれば陶酔を邪魔しかねないにも関わらず、随所に差し込まれる太平洋戦争の逸話も、むしろ著者の気骨をかんじさせ、あらためて山田風太郎の凄さを実感できる力作であった。続きを読む
投稿日:2018.02.18
ghostrider
どこかのレビューで早く死んで欲しいと願ったとあったが,そんな感じはしなかった。描写はグロテスクではないし,むしろ,淡々とあっけなく最期を迎えている。途中の関白秀次に殉じる姫らの辞世の句が順に描かれたも…のは初めてだったので印象に残った。 上下巻読んで,半兵衛の戦略,戦略を用いること,戦略は目標に依存することをよく考えるようになった。自分の生き方に戦略はあるのか。続きを読む
投稿日:2016.11.18
Stella
その強欲で天下を統一した秀吉だったが、強欲の源泉となった女色ゆえに命を縮め、体制を崩壊させる種を育てていく。 「妖説」という割にはトンデモさは少ないが、要所要所で関わっていく「石川五右衛門」がいい味を…出してる。 大河ドラマ原作は無理ですか?続きを読む
投稿日:2012.03.02
oishin
上巻では「妖説」化した歴史の解釈で、秀吉が本能寺を裏で糸を引いたというのをリアリティを持って描いていたのが面白かったが、下巻は事実の羅列だけで寒気がするというのが凄い。 この陰惨な描写が普通の秀吉伝…では描き得なかったものだとすれば、貴重な一冊と言えるかも。 しかし、家康が秀吉の生き方を認められないながらも、ある種の羨望を感じざるをえないというのは、作者の正直さを表していて、いいなと思う。続きを読む
投稿日:2011.09.25
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