【感想】スルメを見てイカがわかるか!

養老孟司, 茂木健一郎 / 角川oneテーマ21
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
3
5
4
1
0

ブクログレビュー

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  • hito-koto

    hito-koto

    このレビューはネタバレを含みます

     脳の大きさは1リットルほど、中には1000億の神経細胞が。脳は常に学習し続けている。脳は心を生み出す臓器であり、脳の働きは言葉によって共有されている。人間(生き物)はひたすら変化するが、言葉は止まっている。この本は私には難しすぎました。降参しました。養老孟司&茂木健一郎「スルメを見てイカがわかるか!」、2003.12発行。イカは生きている対象物。スルメは止まっている対象物。イカをスルメにするのが生物学。本当に、難しい話です(^-^)

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    投稿日:2023.02.12

  • dubaitanuko

    dubaitanuko

    無理をすると続かないし、ひずみが出てくる。
    だから無意識を意識しよう、という内容。

    何かをやってだめなら、「手入れ」だけしてそっとしておく。

    読みながらいろいろアイディアが浮かび、脳をマッサージされた読後感だった。続きを読む

    投稿日:2021.06.20

  • imorasu5

    imorasu5

    言葉は生物活動を静的にする行動
    生物は静的にはなれない。
    死体になって始めて自然と一体化する。
    死体解剖は言葉を扱うとことと同義。
    目の前でおきている事象と自らのイデアが一致した時、理解が生まれる。
    自然は手入れしてナンボ 放置と自然融合とは別物。
    無意識の手入れをすることにより、シナプスが新しい結合し、意識が重厚感を増す。

    新しい気づきを多々得ることができた。
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    投稿日:2013.05.11

  • DoubleDown

    DoubleDown

    このレビューはネタバレを含みます

    (2、追記)
    個性や自分らしさなんてものはない。

    いや、もちろんあるんだけど、
    それはどれほどのものだということだ。

    自分探しの旅なんて聞くと
    それこそへそで湯を沸かすほどおもしろくて仕方がない。

    あなたと隣のひととの違いはどれほどあるんですかって話ですよ。
    99%が同じじゃないですか。

    言い過ぎか、それでも50%は同じじゃないですか、
    少なくとも30%なんてことはない。

    人間であること、3食食べること、寝ること、同じことだらけじゃないですか。

    バレーボールやってて個性を出したいから、俺はスパイクを両手で打つねんなんてやつ居ないでしょ。
    自分探しなんて言われるとそれを同じぐらいバカなことだと思うのです。

    自分探しをばからしいと思う私の感覚を上手く伝える能力が私にはありませんが、
    その辺は伝える能力がある人に代弁してもらいましょう。

    養老孟司さんが「スルメイカ」の中で述べてます。
    p.18辺りで、
    お稽古などで師匠について稽古をします。

    師匠のところへ行って鼓を打ってみる。
    「ダメ」と一言

    何か月か練習して打ってみる
    「ダメだ」

    ある日師匠が
    「良し」という。

    本人はなんで「良し」かわからないが
    師匠がいうのだからよいだろう。

    でこれを繰り返していくと
    絶対におたがいにマネできないポイントがいずれやってくる。

    これが両方の個性であると。

    そこまでつめてこその個性だと。

    まったくそう思います。

    自分探しのまえに、突き詰めたものがないと自分はでてこないのではないでしょうか。

    いい話だし、わかりやすいし、納得できるけど、他の人に勧める言語能力が私にはない(笑

    (1)
    何でも分かったような気になることはやめよう。
    分からないことがあってもまぁいいやと思おう。
    共通の言語であれば100%分かるなんて妄想だ
    数学は共通理解を得られやすいルールのきわめて明瞭な言語だ。

    言語というのは社会に受け入れられる為のツールということがよく分かりますが、これはとても怖いことだと思いませんか。

    人間を人間たらしめていることが単なる言語だということになっちゃう。
    ある意味真実ですよね。

    方言だと意味が分からないとか、いじめられることがありませんか、
    中身ではなく出てくる言語なだけで、排他的になる。
    人間社会なんて怖いですね。

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    投稿日:2012.08.28

  • ほけきょううぐ

    ほけきょううぐ

     最初怒られているのかと思った。そうではなく、生きているいかを見ないとスルメは生きていないのでわからないという意味でしたのです。
     養老さんは解剖学の権威でいらっしゃるのでなおさら生きているのでないとわからないとお考えになられます。
     やがて論理は原理主義の怖さへと話が進みそうだなと思うようになります。
     とてもいい本です。
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    投稿日:2012.06.13

  • 深浪

    深浪

    何回か読み返さないとダメかな、と思いつつ、とりあえずひととおり目を通したので登録。
    「手入れ」の思想っていいな。

    投稿日:2012.02.02

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